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IR実施法

こんにちは、おっです。 先日、IR実施法案が成立しました。 個人的には交流人口の増加、GDPの増加が見込めるので賛成です。

ラスベガスを例にとると、犯罪発生率は逆に下がるようです。

また、いわゆるギャンブルであるカジノの売り上げは、カジノエリア全体の5%に満たないと言われています。これは交通や飲食、宿泊費、イベントなどの売り上げが大きいということでもあります。 重要なのは来ていただく仕組みづくりだと思います。

日本のどこに設置されるのかはわかりませんが、カジノ市場を考えると、競合は世界です。 シンガポールのド派手なホテルやラスベガスを相手にしなくてはなりません。そのため日本ならではの強みを打ち出す必要があります。

個人的には“お城のホテルでおもてなし”が推しです。金ピカでド派手なものはラスベガスなどには勝てません。日本らしさを打ち出してほしいものです。

 

と、カジノを推進する上で避けられない問題について言及したいと思います。 それはぱちんこです。 ぱちんこはかつて30兆円産業と言われ、自動車業界よりも大きな市場がありました。 そこには国民の娯楽として認知されてきた経緯があります。 しかしながら作り手のメーカーが“ギャンブル性=射幸心”を高くする市場を作り上げてしまいました。結果として、遊技者(遊戯者ではありません、技が必要なのだそうです。)はついてこれず、一部のマニアに絞られることで、結果として市場がシュリンクしてきました。

 

ここで疑問。ギャンブル性と書きましたが、ぱちんこはギャンブルなのでしょうか?

日本でギャンブルが認められているのは競馬、競輪、競艇と宝くじ等です。ぱちんこはギャンブルとして認められていません。しかしながら多くの人はギャンブルだと思っています。

このギャップは何でしょうか?

これには歴史的背景が大きく関係しています。 ぱちんこはギャンブルでありません。ギャンブルとして認められていないのです。

しかしながら法の網をくぐり、いわゆる「三店方式」という文化が生まれました。

この「三店方式」こそがギャンブルではない、という逃げ道になっています。

ギャンブルであれば、客とぱちんこ店で金銭のやり取りが行われますが、客はぱちんこ玉を借り、出玉を商品などに変えることができます。でも、多くの人は現金に変えます。 それに対し、ぱちんこ店で現金の受け渡しはしません。代わりに爪切りなど(古い話です。今はゴールドなどもあります)をぱちんこ屋が渡します。 ぱちんこ屋の近くには必ず換金所とよばれる店があります。 ここで客は受け取った爪切りなどを売却し、お金を受けとります。 要は爪切りを売ってお金を受け取っている、という形になります。

これが「三店方式」です。 客はぱちんこ店から玉を借り、遊技して玉が出たらモノ(爪切りなど)に変える。客はぱちんこ店外の、いわゆる換金所でモノを売ってお金をいただく。この仕組みでギャンブルではないと言われ、実質的な換金が認められているのです。

 

換金所といっても中身は古物商であり、免許を持っています。 しかしながら決められた爪切りなど以外は取り扱ってくれず、且つ法律で定められている「買取価格1万円以上は本人確認をする」といった点は矛盾だらけですが、法律的には古物商らしいです。。

また、ぱちんこ屋で「換金所はどこにありますか?」と聞いても絶対に教えてもらえません。 なぜならうち(ぱちんこ屋)は一切関係ありません、というポーズを取っているからです。 (実際教えたことで逮捕された例もあります。)

 

面白い世の中ですね。

そして、ギャンブルでないと言い張るもう一つの理由が天下りです。 ぱちんこ業界の根拠法は風営法です。この風営法を管轄しているのは警察庁です。 警察庁はこのぱちんこ業界を取り締まる(という名目)ことを目的に保通協などの団体を作りOBの天下り先となっている実態があります。

もうおわかりですね。これ以上は想像にお任せします。では!