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孤独のグルメの楽しみ方③

本年もよろしくお願いいたします。

百貨店出身の中小企業診断士madmaxです。

前回として、ドラマを見るときの切り口(詳細版)をお伝えしました。

今回は、大みそかに放映された年末特番についてご紹介(ストーリーについてはネタバレを避けるためにほぼ言及しません)したいと思います。

すでに、下記のページにストーリーのあらすじが掲載されていますので、興味のある方はご覧ください。

www.tv-tokyo.co.jp

さて、今回の年末特番は2つの新たな趣向で放映されました。

1つは、上記にあるように「激走!絶景絶品・年忘れロードムービー」とサブタイトルがついています。

ロードムービーとは「主人公が車・列車などで移動するとともに話が展開していく映画」[広辞苑 第七版]のことです。

今回は、ひょんなことから五郎さんが京都府から東京まで車(身長190cmの五郎さんがなぜこの車に?という感じですがw)で移動しつつ途中途中で様々な人と料理に出会う物語です。

実は、僕は下記の「孤独のグルメの楽しみ方①」で年末特番の撮影場所を予測していましたが、全然当たっていませんでしたw

シーズン9の最終話(第12話)のエンディングで「明日は浅草か~」と五郎さんがつぶやいたので「浅草」を舞台にした物語になるのかなぁ?と予測したのですが、スタートの場所もゴールの東京エリアもまったくかすりもしませんでしたw。

負け惜しみではありませんが、最終話まではおそらく浅草を想定していたのでしょうが、最終話の後に年末特番を企画する中、もしくは、実際の段取りを組む中でロードムービー案が採択されたのではないかと思います。

moreblog.hatenablog.com

これはこれで、日本のあちこちの素晴らしい場所や料理を知ることができて、うれしい誤算でした。

 

2つめの趣向は「大みそかの生放送がない」というものでした。

例年は、特番の最後の5~10分ぐらいは生放送に切り替わり、五郎さんの食事シーンを見ながら、除夜の鐘を聞く形だったのですが、今年はその生放送シーンがありませんでした。

おそらく、2020年の年末特番にて、生放送シーンを企画したため、撮影人は様々な可能性を踏まえた6つのオプションシナリオを設定せねばならなかったことが原因かと思います。

6つのオプションシナリオというのは、例えば①主役の五郎さんである松重さんがコロナに罹患してしまう、②花火を打ち上げるシーンで重要な役割を果たす花火師役の高橋克実さんがコロナに罹患してしまうなど、コロナによって想定される様々な場合によって作成されたシナリオです。

この6つのシナリオはすべて撮影され、本シナリオで生放送ができない場合に、どのパターンになっても放映できるように準備されていました。

これは、撮影陣に対して相当の負担を強いたと想定され、コロナの影響が不透明な2021年版では「生放送は避けるべきという結論」になったのでしょう。(あくまでも私の想像です)

大変寂しく思いましたが、スタッフさんたちのご苦労を考えると、やむを得ないと思いました。

 

さて、最後に、新たな切り口を紹介します。

特に地方出張編や年末特番で「え?この土地の名物は◎◎なのに、△△にいくわけ?」というケースがあります。

例えば、名古屋だと「ウナギのひつまぶし」か「手羽先」あたりが定番ですが、あえて「台湾ラーメン」に行くなどが挙げられます。

今回は、割と土地と名物がまっすぐリンクしていましたが、何度か上記のような「ずらし」がありますので、ご覧になる方は探してみてください。

それでは、今年も孤独のグルメシーズン10が放映されることを祈って、楽しみに過ごしましょう!

 

あ、ちなみに年末特番にいつも出演する原作の「久住さん」もちゃんと出演していますので、探してみてくださいw。