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スタートレック:ピカードについて

百貨店出身の中小企業診断士、madmaxです。

実は私は隠れスタートレック・ファンです。
Wikipediaによれば、スタートレックは、ジーン・ロッデンベリーが製作したSFテレビドラマシリーズを基にするメディア・フランチャイズで、最初の作品である『宇宙大作戦』が1966年に放映開始以来、8本のテレビドラマ、3本のテレビアニメ、13本の劇場版が製作されており、各作品によってハードSF、スペースオペラ、コメディー、サスペンス、ヒューマンドラマなどの要素を含み、その内容は多岐にわたっています。 

基本的には「惑星連合」という宇宙内での連合体において、深宇宙探索を行う艦隊が存在し、各艦隊に属す各宇宙船が直面する様々なトラブルがドラマのネタになっています。
■映画  
宇宙大作戦』シリーズ
スター・トレック』 (1979)
『カーンの逆襲』 (1982)
『ミスター・スポックを探せ!』 (1984)
『故郷への長い道』 (1986)
『新たなる未知へ』 (1989)
『未知の世界』 (1991)
新スタートレック
『ジェネレーションズ』 (1994)
『ファーストコンタクト』 (1996)
『叛乱』 (1998)
『ネメシス』 (2002)
スター・トレック』 (2009)
『イントゥ・ダークネス』 (2013)
『BEYOND』 (2016)
スター・トレック4(仮題)』 (TBA)
■テレビシリーズ    テレビ放送
宇宙大作戦』 (1966-1969)
新スタートレック』 (1987-1994)
『ディープ・スペース・ナイン』 (1993-1999)
ヴォイジャー』 (1995-2001)
エンタープライズ』 (2001-2005)
■ストリーミング(ネットフリックスやAmazonなど)
ディスカバリー』 (2017-現在)
ピカード』 (2020-現在)
『ストレンジ・ニュー・ワールズ』 (2022-現在)

記録は取っていませんが、ほぼ、全部視聴したと思います。

各作品、本当につくりこまれていて、どれも甲乙つけがたいのですが、自分が好きなのは「新スタートレック」になります。

主役はイギリス人の俳優である、サー・パトリック・ヒューズ・スチュワートさん演じる「ジャン=リュック・ピカード」です。

彼を中心に、その後のスタートレックシリーズの枠組みを決めるようなストーリーが展開されていきます。新スタートレックに出ていた俳優さんがほかのシリーズにも出演するなど、ファンにとってはとてもうれしいことが起こったりします。また、当時の映像技術の粋を集めているので、とても見ごたえのあるSFドラマになっています。

ストーリーについては、アメリカ流のマネジメント方法や、人間同士の心の交流など、勉強になることがたくさんあります。

その「新スタートレック」の第1話でピカード船長は重要な人物に出会います。それはアメリカ人俳優のジョン・デ・ランシーさんが演じる「Q」という神様に近い能力をもった人物(存在)です。

「Q」はいたずら好きでシリーズ全体を通じて、ちょいちょい現れ、ジャン=リュック・ピカードにちょっかいを出します。

彼の眼の奥にはいたずら好きな光や、ジャン=リュック・ピカードに対する愛情の深さなどいろいろな感情を見て取ることができます。

常に彼はジャン=リュック・ピカードに課題を出し、ジャン=リュック・ピカードがそれを乗り越えていくことを喜びます。結果、人類にとって、最善の結果をもたらすことになります。ある意味、ジャン=リュック・ピカードのメンターみたいな存在です。

新スタートレック」の最終話においても、Qが登場し、最難関の課題をジャン=リュック・ピカードに出します。それぐらい、Qとピカードの関係は深い関係だということがこのエピソードでもわかります。

さて、実は最近、Amazonプライムビデオで「スタートレックピカード」がリリースされました。

タイトル通り、新スタートレックで様々な困難を解決して、やっと引退したピカード艦長(最終的には提督ですが)が、老後を過ごしていましたのですが、トラブルに巻き込まれ、活躍するというストーリーです。

実は、年老いたジャン・リュックには子供時代に母が精神を病んでいたところ、自分のせいで母が自死するというトラウマがありました。それによって自分の心を閉ざし、誰かを愛して人生の伴侶にするということができずにいました。

そんな中、積年の仇敵「ボーグ集合体」が宇宙空間に現れます。「ボーグ集合体」はなぜかある宇宙空間にピカード艦長を指名して呼び出します。

当初は敵と認識して攻撃を始めますが、何か様子がおかしい。

そこに何と年老いたQが登場です。今回の課題はまったく表面的には理解できない内容でした。さらに、各シリーズの重要人物が登場するなど、ファンからすれば「おおお!懐かしい人たちがたくさん出演してきている」と垂涎の状況になりました。

あとは、実際に視聴していただきたいのですが、結果的には神に近い存在で永遠の命を持っていると思われたQに寿命が近づき、新たな課題をピカード艦長に与えることで、上記のトラウマを解消して、人生を謳歌してほしいというピカードへの愛や人類に対する愛について、Qの思いが込められていたことが最後にわかります。

新スタートレックのスタートから36年。出演陣も年老いているのですが、それがいい味を出しているのですよ。

まあ、この辺はスタートレックファンにしかわからないと思いますが、興味のある方はスタートレックシリーズを全部見てから、「スタートレックピカード」を視聴すれば

大きな感動を得られるでしょう。

ということで、是非、過去の作品から視聴してみてください!

それでは、さよなら、さよなら、さよなら。

宇宙服を着た宇宙飛行士のイラスト(男性)