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お金と少し向き合ってみよう ~確定拠出年金~

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こんにちは、Mです。

いよいよ12月、今年を振り返っている方もいるかと思いますが、今回はお金の話などを。

 

「会社で確定拠出年金が始まるんだけど、どうするのがいいかよくわからないんですよね…。」

という話を、最近たてつづけに聞くことがありました。

 

「お金は銀行に預けているだけ」という人にとっては、経験したことのない“資産運用”または“投資”の世界のお話がいきなり降ってきたようで、イメージしづらいだろうなーとたしかに思います。私も確定拠出年金を一昔前に始めるまでは「年金、投資、なんのこっちゃ…??」の一人でした。

 

そんな方へのアドバイスを一言でまとめると、

「60歳まで使わなくても平気なお金の範囲なら、やった方が得だよ。」

です。

 ※今回のお話では、「個人型確定拠出型年金=ideco」でなく、会社で行う「企業型確定拠出年金=DC」を想定してます。

DCという制度自体の説明は、超簡単に言うと「お給料からいくらか天引きして60歳まで貯めておく(または投資して増やす)」制度です。くわしい説明はこのあたりをご参照↓

<一般社団法人投資信託協会「企業型DC(企業型確定拠出年金)ってなあに?」より>

https://www.toushin.or.jp/dc_contents/c_dc/

 

DC(=企業型確定拠出年金)のお得な点は「①銀行預金で②自分で 預ける」ことと比べるてみるとわかりやすいです。

 

「お金が増やせる可能性がある」のがお得な点です。

現在の銀行預金での利息は、良くても0.1%程度、1000万円を1年間預けてせいぜい1万円というところです。それに対して、DCでうまく運用できれば、年利1%~5%くらいの(今の日本にしては)高い利率で増やすことも可能です。

 

について、①のような運用はもちろんDCでなく自分で証券会社の口座などを作ってもできることですが、DCを使う場合だと、お給料から天引きされたお金なのでその分の所得税・住民税がかからないし、投資で出た利益に係る税金(儲けの20%)もかかりません。

なので、自分の手持ちのお金でやるよりも、税金の分がまるまるお得になるのです。

 

「でも、投資で失敗したらお金が減る可能性もあるんじゃないか!?」という人、その通りです。可能性でいうともちろんゼロではありません。

ただし、[長い期間][毎月少しずつ][商品を分散させて]投資することで、減る可能性を低くすることはできます。

また、定期預金など「元本確保型」の商品を選べば、利息が小さくなりますが、かけたお金より減ることは原則ありません。

 

ただ「60歳までおろせない」という点には注意する必要があります。

確定拠出年金は、自分でやる定期預金や保険商品と違って、基本的に60歳になるまでは絶対に手元にお金が戻って来ません。そのつもりで、ふだんの生活費や将来の大きな出費(家や子育てなど)をよく考えたうえで、かける金額を決めましょう。

 

特に、いま貯金がぜんぜんない人や、毎月の生活費がカツカツの人はやめといた方が賢明です。(逆に、貯金や収入が十分にある人なら、ドカッとつぎこんだら得るものも大きいとも言えますが。)

 

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ということで、働いていてお給料も貯金もそこそこある人には、

「60歳まで使わなくても平気なお金の範囲なら、やった方が得」

で、おすすめしたい制度と考えています。

 

それでも「何か難しそう…( ;∀;)」とは感じるところはあるかと思います。

これまでの生活でふれてなかった分野ということで、理解する努力は

やはりある程度は必要になりますが、国民年金など将来の不安も小さくない昨今です。

 

せっかくなら、確定拠出年金をきっかけにして、資産運用について

少し勉強してみてはいかがでしょうか?