キャッシュレス問題に思うこと
こんにちは、オレンジ色のユニフォームです。
さて、いきなり問題です。
「7payやpaypayの問題が日本で起きて、中国では起きない理由を120字以内で述べよ」
答は次の通りです
「中国のキャッシュレス決済はクレジットカードではなくデビットカードを紐つけているため、クレジットカードが不正利用されることがない。一方、日本ではクレジットカードを紐つけできるためクレジットカードが不正利用されるリスクがある。」(111文字)
ではなぜ、中国のキャッシュレス決済はクレジットカードではなくデビットカードを紐つけているのでしょうか
・中国ではクレジットカードの審査体制があまり整備されておらず、クレジットカードを持てる人が限られているため
・銀聯カードにはクレジットカードとデビットカードがあるが、デビットカードであれば審査不要で発行できる
・このため、中国のクレジットカード平均保有枚数は1人あたり0.34枚しかない
・銀行口座から直接引き出すデビットカードは低所得者を含め誰でも与信審査不要で持てる
デビットカード:44億8,100万枚
クレジットカード:4億5,500万枚
クレジットカードがデビットカードに比べてリスクが高いところはどこでしょうか
後払いのクレジットカードは(限度額までであれば)いくらでも使われてしまう恐れがあります。一方、デビットカードは現金と同じで口座の残額がなくなれば使用できなくなります。
・7payはクレジットカードからチャージできるスキームになっています
・PayPayはクレジットカードの後払いが可能です
・ちなみに、LINE Payは銀行口座からのチャージしかありません
クレジットカードを使う上でのお作法は
前述の通り、クレジットカードは後払いのためのリスクが存在します。そのため、不正利用に対するシステム上の仕掛けは中国と同じレベルでは困ります。
・パスワード再発行の別メールアドレス送付機能
・「名前の入力不要」かつ「セキュリティコードのリトライし放題」の認証機能
のような仕掛けでは、クレジットカードを扱うシステムのレベルじゃないですね
で、結論は
しかし、そもそも日本にキャッシュレスシステム(QRコードシステム等)は必要なのでしょうか。ボクのように、スイカとクレカ決済だけで十分だと思っている人も多いんじゃないかと思うのです。
以上