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プロジェクト運営の基本のキ

 

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こんにちは、オレンジ色のユニフォームです。

 

退役兵が久しぶりの現場に担ぎ上げられる

この夏から、大きめのプロジェクトに参画しています。

 

退役兵然としていたつもりが、諸々の要因で人がいなくなり、予備役もつき、とうとう退役兵にも声がかかってしまったのです。

 

久しくシステム開発の現場から離れていたので、多少勘が鈍っていないか不安でした。しかし、現場にはいってみると、昔に身につけたプロジェクト運営のキホンはまだまだ通用することがわかりました。

この機に、プロジェクト運営のキホンのキについてメモをしておこうと思います。

 

うまくいかない要因 その1:ずさんな課題管理

・言われたことをやらないメンバー

・言ったことを定点でフォロー確認しないリーダー

・それをゆるしてしまう(いけないことだと気づいていない)不感症の文化

→まずはリーダーが言ったことを当たり前にやる。メンバーの指導はそれから

 

うまくいかない要因 その2:コミュニケーション

・そもそもコミュニケーションする場がない

・場があっても簡単に流してしまう(今日は“中止”を平然と決めてしまう)

・対面で話すのをおっくうがる

・電話も苦手

・メール大好き

→リーダー自ら足を運びリアルなコミュニケーションを率先する

 

うまくいかない要因 その3:すぐやらない

・苦手なことは後回しにする

・どうでもイイことに手を付けている

→できあがり30点でもいいから、その日のうちに提出する。をプロジェクトの大方針として打ち出す

 

うまくいかない要因 その4:空中戦になる

・ドキュメントがない

・具体的な数値をしめさない

・根拠がない

・事実がない

→「今空中戦になっていませんか」と言えるルールを制定する

 

うまくいかない要因 その5:手を動かさない

・ちゃちゃっと自分で作れば早く進むのに

・資料をつくれない

・資料をつくらせる

→自分で簡易な資料を作るクセをつける

 

うまくいかない要因 その6:上っ面のレビューしかできない

・本質をつけない

・てにをはレビューに留まる

→プロジェクトを回すことだけを覚えるのではなく、日々スキルも磨く

 

うまくいかない要因 その7:リーダー失格

・自分の要件でメンバーを振り回す

・自分の要件でメンバーの時間を奪う

・自分の感情を思い切りメンバーにぶつける

・怒鳴り散らし、お尻を蹴り上げる

→リーダーはメンバーの力を引き出す役と心得る

 

うまくいかない要因 その8:仕事をメールだけで頼む

・仕事の依頼をメールだけでやる

・その際、目的、背景・経緯、などの説明がない

・当然、ゴールもわからない

・漠然とした内容でなにをやったらよいかわからない

→人に頼むときは足を運んで声をかけ、必要な情報を提供するのが原則

 

うまくいかない要因 その9:ウソの報告がはびこる

・本当のことを書くと怒られるだけだからね~

・事実を確認しないまま想定・妄想で報告

→悪い報告を聞いても怒らない。どうするかを考える

 

うまくいかない要因 その10:進捗管理は事務作業じゃない

機械的な進捗会議

・どうでもいいような数値ばかりチェックしている

→進捗報告は数値の裏にある本質を確認する

 

うまくいかない要因 その11:言ったもの負け

・「コレだれがやるんですか」「えーーーーと、そうだな、気づいたお前がやれよ」

・その後、ダレも余計なことを言わなくなる

→言ってくれる人は重宝する。顕彰などを考える

 

うまくいかない要因 その12:思考停止大好き

・新しいものを作っているのに、これまでの前例や基準・ルールにこだわりすぎる

・新しいことを考えるのが面倒だからなのか

→思考停止に陥らないことを打ち出す 

 

うまくいかない要因 その13:調整事大嫌い

・他部門や面倒な部署との調整事を避ける

・軋轢苦手

・あるべき姿に目指さない

・2位じゃダメなんですか

→リーダーみずからが近くで手本を見せる

 

うまくいかない要因 その14:足を動かさない

・会話しに

・相談しに

・調整しに

→とにかく足を動かそう

 

うまくいかない要因 その15:遊びがない

・真面目一本やり

・ハンドルに遊びがないと息苦しい

・カルイ懇親会もない

→緩衝材となれる人材を投入しよう

 

うまくいかない要因 その16:上ばかりみて下をみないリーダー

・上長の顔色ばかりみている

・メンバーことなんて気にかけない

 →これは360度評価制度とかがないと厳しいかなぁ

 

まぁ、うまくいっているプロジェクトもいっぱいあります。

そのようなプロジェクトはリーダー、メンバーがプロジェクトを進めるにあたっての大事なことの意思統一ができているように感じます

 

 

以上