令和のコミュニケーション
こんにちは。
オジサンと若者のコミュニケーションを見つめるモ~です。
ここ最近は、コミュニケーションを見つめると言いながら、若者とのコミュニケーションのお話とまったく関係のないことを綴っていました。
というわけで、今日はこれまでのことを少し反省して、若者とのコミュニケーションについてお話ししたいと思います。
コロナ禍でリモートワークが一般的となった昨今、若者とのコミュニケーションの取り方も変わってきたように思います。
私の勤務先でも、若い世代は積極的にリモートワークに取り組んでいて、出社するのはオジサンばかりというような状態が続いており、若い人とオジサンの直接的なコミュニケーションが取りづらくなってきています。
また、オジサン世代の得意技「飲ミニケーション」は、若い世代にとっては面倒くさいもののようで、今の若い世代は会社の同僚と飲みに行くというようなことが減っているし、そもそも、コロナ禍で飲食店自体に行くのがためらわれるようになってしまいました。
そのような状況で、オジサン世代が若者と上手にコミュニケーションを取るために活用したいのがチャット機能です。
リモートワークで、チャット機能を使う人が多くなりましたが、活用次第では直接のコミュニケーションよりも細やかなコミュニケーションが取れるようになります。
例えば、始業前にチームの朝の挨拶をチャットで必ず行うようにします。
その際に、本日の業務と今後4週間の忙しさをA~Dのアルファベットで記入してもらうようにします。
A:定時で上がれます。
B:1時間だけ残業します。
C:2時間残業します。
D:3時間以上残業します。
これを、
「おはようございます。本日の業務は、○○と○○を完成させます。AABCです。」
とチャットで連絡が入ると、3週目以降に仕事のヤマが来ることが見えてきます。
それを見た上司は、個別に仕事の進捗具合を別のスレッドで確認するということをします。
ポイントは少し先の業務の状況まで把握できるので、トラブルになる前に部下の仕事の進め方を是正したり、業務上の悩みなどの相談に乗って精神的な負担を軽くしてあげたりすることです。
対面ではなく、チャットでしかもクローズなチャットなので、面談と同じような効果がありながらも気楽に相談できるような環境を創ることができます。
また、グループリーダーのみのトークルーム、部門長のみのトークルーム、若手だけのトークルームなど、階層によってトークルームを創り、同階層のメンバーで情報を共有しやすくすることも、コミュニケーションを活性化するための手法として使うことができます。
リモートワークは労務管理が難しいと言われますが、コミュニケーションツールをうまく使いこなすことで、対面のコミュニケーションよりも気軽に、また高い頻度でコミュニケーションをとれるので、判断ミスなどを避けることが出来やすくなります。
よく言われる「報・連・相」は、部下に報告、連絡、相談させると誤解されがちですが、上司が報告、連絡、相談しやすい環境を創ってあげることが本意です。
対面でのコミュニケーションが取りづらい今だからこそ、細やかな配慮で若い人が気軽に「報・連・相」しやすい環境を創ってあげるのがオジサン世代の役割なんだろうな~と思います。
本当は、「飲ミニケーション」したいんですけどね。