仕事の任せ方
こんにちは。
オジサンと若者のコミュニケーションを見つめるモ~です。
最近、部下やチームメンバーに仕事を任せるとき、どうすれば部下やチームの力が存分に発揮できるかを考える機会がありました。そこで、今日は管理職の立場から部下への仕事の任せ方についてのお話をしたいと思います。
単に「これ、お願いね~」と言って仕事を任せるだけでは、当然、部下も育たないしチームの連携力も上がらないですよね。
また。部下に仕事を任せるときには、その目的や意図を伝えると良いというような話を耳にするのですが、果たしてそれだけでよいのでしょうか。
そう思ったときに、私は、まずは自分の部署が担っている役割とあるべき姿を洗い出すことから始めてみました。
本来、自分の部署のあるべき姿(理想の形)を一覧にして並べてみて、その中で出来ている業務と出来ていない業務に分けていきます。
そして、出来ている業務については、誰がその業務を担っているのかを整理してみました。
また、出来ていない業務になぜ取り掛かれていないかも考えてみました。
そうすると、出来ている業務は、その担当者が業務を囲っているために本来取り組みたい出来ていない業務に取り組めないことが見えてきました。
では、本来取り組みたい出来ていない業務にどうやって取り組むか。
私の場合、囲ってしまっている業務を一段下の若いスタッフに譲って、自らは出来ていない業務にチャレンジするよう仕事の割り振りを変えてみました。
それを基に、新たな業務担当一覧をつくると共に、チームが目指すべき姿を改めて明記してみました。
「私たちのチームは、〇〇を行うことで会社に貢献するチームです。それを目指すにあたって、現在出来ていない業務は□□で、ここに着手していかないと、チームの成長がなされない。」ということがわかるように業務を一覧表にしてみたのです。
それを基に、若いスタッフには、「〇〇さんには、一段上のレベルを目指して、そろそろ△△さんがやっていた仕事にチャレンジしてほしい。」ということを伝え、取り組めていない業務には、仕事を囲っていた人をアサインし、「△△さんは、チームが取り組めていない□□という業務に取り組むために、担当している業務を〇〇さんに任せてあげて欲しい。」というような伝え方で目標の設定を見直しました。
文字にして書いてしまうとあたり前に見えますが、改めて部門の仕事と担当者を見える化してみると、本来やっておくべき業務がおぞなりにされていたり、新たなチャレンジの阻害になっている要因が浮き彫りになってきました。
また、スタッフに担当業務を説明する際にもチームが目指している方向や、そのためにやらなければいけないことが共有でき、自分の仕事がどんなことに貢献しているのかを理解してもらいやすくなったような気がします。
仕事を任せる際には、個人の資質やチャレンジだけに焦点を当てるのではなく、全体の目指す方向とそのために任せる仕事の位置づけをきちんと伝えたほうが良いんだなぁというのを改めて感じました。また、部下の業務がチームの成長を目指すにあたり必要な要素になっていることがわかり、そのことが部下の動機付けにも繋がったように思います。
ここ最近、自分の仕事の仕方が近視眼的になっており、今更ながら、仕事を任せるにあたって、改めて全体像を見える化することの重要性に気づかされたので綴ってみました。
皆さんは、部下やチームのメンバーに仕事を任せるときに、どんな風に任せていますか?