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診断士3人で企業戦略の話をすると

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こんにちは、kok(こく)さんです。

最近、中小企業診断士仲間とある企業様のリーダー層に企業戦略の講義をご提供する機会がありました。そのための講義資料をレビューしていた時のこと。企業戦略と言えば中小企業診断士の基本中の基本。その場のメンバー3人は全員が中小企業診断士で共通の知識を持ってるので、意思疎通にそれほど時間はかからないはずと思っていたのですが・・・

 

「まずビジョンを考えてもらって、次にSWOT分析をして、それらを踏まえて事業の方向性を決める、という流れでいいよね?」「いや、SWOT分析をして現状を踏まえてからビジョンを考えないと、地に足のついたビジョンにならないよ」「でも、それじゃあ、現状の小さな改善程度の戦略しか出てこなくなるよね」という話から議論が始まって、しまいにはSWOT四象限の上の段にS(強み)とW(弱み)を書くか、O(機会)とT(脅威)を書くか、なんていうどうでもいいような話まで出てきたりして、当初の予想に反してレビューは大いに紛糾しました。

 

この時のメンバーは通常なら他人の意見にも耳を傾ける人たちなのですが、こと企業戦略の話になるとみんな一家言あって、なかなか自説を曲げようとしません。かくいう僕も自分に小さなこだわりがたくさんあることに気づきました。でも、そのこだわりのほとんどは、講義を聞く受講生にとってはどうでもいいことなんですよね~。

過去の成功体験にとらわれて、頭が固くなっていないか?ときどき注意しないとな〜と気づかされた出来事でした。