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仕事の任せ方

こんにちは。

おじさんと若者のコミュニケーションを見つめるモ〜です。


最近、若手のスタッフによるプロジェクトの見届け人みたいなことをしていて、若手の仕事のやり方を観察しています。

考えが浅かったり、まともな議論がなされないまま物事が進んだりして、思わず「おいおい、もうちょっとちゃんと考えてから物事を進めようぜ〜」と思ってしまうことが多々ありますが、基本的には口に出さないようにしています。


本当は、「そのやり方だと、後で行き詰まるから、こうした方が良いよ」とか助言をしたいのですが、ふと自分が若いときどんな感じだったかを思い出してみると、オジサンからの指摘はウザいなぁと感じていたこともあり、あまり口に出さないで、失敗したら失敗したで良い経験になるかなと考えて、口出ししないようになりました。


とはいえ、仕事なので大失敗してはいけないので、ポイントポイントで、「〇〇の観点からは検討してみた?」と、若手のスタッフとは違う視点から考えるヒントを与えるようにしています。


こうしたことを続けてきたからか、最近、若手スタッフも自ら多面的に物事を考えるようになり、始めから「あれを考えたか?これはやってみたか?」とお節介を焼かなくて良かったなぁとしみじみと思います。

まぁ、それでも若いスタッフのやることに対して考えが甘いなぁと感じるところは多々ありますが、自分が若いとき、先輩方もそんな風に思いながらも、色々と任せてくれたのだから、今は自分が若者の可能性を信じて任せなきゃなぁと思っています。


オジサンの大事な仕事のひとつに、次の時代の仕事を生み出すことがありますが、コレって、自らが何かを創り出すのではなく、若者に新しい仕事を生み出す権限を渡すことなんだなぁと思うのです。

年を取ったら、自らの権限を上手く若い人に渡していくことも、働くオジサンの大事なスキルなのかもしれませんね。