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在宅勤務時代の生き方 その2 在宅勤務で「減ったもの」

 

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こんにちは、オレンジ色のユニフォームです。

 

在宅勤務時代の生き方 その2 在宅勤務で「増えたもの」に続いての連載記事になります。 

2回目の今回は、在宅勤務によって「減ったもの」の観点で整理をしたいと思います。

在宅勤務時代の生き方 その2 在宅勤務で「増えたもの」では、在宅勤務によって「増えたもの」を扱いました

※記載内容はあくまでも個人的な感想です

 

在宅勤務になって「減ったもの」

 

インシデントの発生・・・前回の記事でも触れましたが、在宅勤務で家に引きこもっていると、他者との偶然の出会いはほぼなくなります。毎日ほぼ同じ人とだけ(オンライン会議やメールをつかって)会話をするにとどまっています。駅で旧友にバッタリあったり、飲み屋で知らない人と仲良くなったり、グリーン車の隣席の人となんとなく会話が始まったり、と、予想もできないことがこの世の中は起きるものです。それは、外に出るという行動をおこすからこそ起きることであって、家でただじっとしているだけではなにも始まりません。ただ、外に出てイイこと(セレンディピティみたいなもの)ばかりではなく、交通事故にあう、ケンカをふっかけられる、因縁をつけられる、お金をまきあげられる、(ハゲは後でいいんだ、とかの)暴言をあびせられる、サイフを落とす、とかの悪い方のことも起こることがあります。総じて、外に出ると、良し悪しは別として、インシデントが起きやすいことは確かです。在宅勤務によって、自分のまわりで起きるインシデントは極端に減りました。

#ヨイのか悪いのか意見が分かれそうです

 

現金の消費スピード・・・在宅勤務の前もキャッシュレスの生活が中心でした。しかしながら、現金も相応に使っていました。これが在宅勤務になってから現金がほとんど減らなくなりました。なぜならば、現金を使う機会が少なくなったからです。これまで現金を使っていた主因は飲み会でした。それが、リアル飲み会がほぼなくなったことから、現金を使用しなければならない機会が極端に減り、現金が一向に減らなくなりました。加えて、飲み会がなくなったことで、他人におごることもなくなりました。会社の後輩や協力会社のかたとの非公式飲み会では、なんとなく100%おごるまではいかないものの、多めに出すのが当たり前のような感じでした。まぁ、お酒を飲んで、気が大きくなってしまうのも要因の一つではあります。在宅勤務前は、飲み会があると、現金の消費スピードは一気に進んだものでした。

#これはイイことじゃないのかなぁ

 

名刺の消費量・・・ビジネスで人と直接会う機会が減りましたから、名刺交換をする機会も減りました。その結果、名刺のストックが一向に減りません。多い時は年間で4箱ぐらい使っていましたから激減です。名刺印刷の売上も激減でしょうね。非接触のビジネス活動が進むと名刺自体の存在意義も失われてしまうのではないかと考えます。

#そもそも名刺なんていらないものだったのかもと考えてしまう

 

パケット使用量・・・平日昼間は、在宅勤務なのでWi-Fiを使用するためパケットが減りません。加えて、平日夜も飲み屋が閉まっているので、外に出歩くことが(ほぼ)なくなりました。さらに、休日も特別な用事がない限り、外に出歩くことがなくなりました。この結果、パケット使用料は1桁MBが普通になりました(1MBとか3MBとか)。ボクはIIJ MIOの3GBの契約をしています。しかし、現在の月間のパケット使用料は500MBに満たない状況です。4月からは新しく始まる2GBのプランに乗り換える予定です。これで月の使用料が780円になります(通話料は別勘定)。

#ヤッホー!

 

マスクをつける回数・・・在宅勤務前はほぼ毎日会社に行ってたので、当たり前のようにマスクをつけていました。会社にいる時間と前後の通勤時間はマスクをつけていましたから、1日のうち半分くらいの時間がマスク装着時間となっていました。それが、在宅勤務となるとマスクをつける必要がありません。なんとも、うっとしい感がなくて快適です。買い物に出る時にマスクをつけ忘れてしまうことに気づき、途中で引き返すことが散発しています。マスクをつけなくてよいならば、つけたくないですね。

#これもヤッホーだゾ

 

お酒を飲みすぎること・・・お酒を飲むと、トコトン飲んでしまい、泥酔してしまうダメ体質でした。ところが、外飲みがまったくなくなり、家で一人飲みをしていると、泥酔することがなくなりました。これはとても体にイイです。健康的です。記憶をなくすことはなくなりました。電車で降車駅を乗り過ごして、引き返すというような時間の浪費がなくなりました。終電がなくなり、しかたなく、ホテルに泊まるといったことも皆無になりました。灯をつけたままそのまま寝ちゃったり、歯を磨かず寝てしまったり、起きたらメガネがみあたらなかったり、メガネを踏みつけ壊してしまったり、スマフォをどこかに置き忘れたり、サイフを落としたり、ということもなくなりました(あったんかーーーい)。逆に朝起きると、頭がさえていることが多くなりました。クルクルと頭が回り、仕事にもよい影響が出ているように思います。お酒を飲みすぎないことにより、身体的にも時間的にも金銭的にも、とてもよいことだと(ようやく、いまさらになって)気づきました。

#もっとはやく気づけばよかった

 

身だしなみを整えること・・・外に出ることが少なくなると、外行きの服装に着替える機会が極端に減りました。会社に通勤している時は、当たり前のように、会社に着ていく服装へ着替えていました。ボクの勤め先では、去年、スーツから私服に替わりました。しかし、毎日同じものを着て会社に行くわけにもいかず、一定のバリエーションを用意してローテーションをさせて対応していました。それが、会社に行かなくなると、外行きの服装に着替えることがなくなりました。在宅勤務では、モードを切り替えるために、上着はスウェットからポロシャツに着替えることをしていますが、ポロシャツを毎日替えることはありません。1週間くらい平気で着ています。おそらく、外に出ることが少なくなったことから、他者の目を気にすることが極端に減ったのだと思います。

同じように髪型を整える(えーと、ここは突っ込まないように)とか、髭を剃るとか、革靴を毎日履き替えるとか、加齢臭防止スプレーやボディースプレーをふきかけるとか、身だしなみを整えることにかける時間が減ってきたと思います。

#エッセンシャルじゃない活動の時間は不要になりますね

 

外に出るために必要な装着物・・・これまで当たり前のように、コートを羽織ったり、マフラーを巻いたり、カバンに、汗拭きタオルやティッシュ、筆記用具、充電機材、イヤフォン、手帳、替えのマスク、パソコン、などを入れて持ち運んだりしていました。これらは、外に出るがゆえに必要になることでした。すなわち、寒さへの対応、外で不適にならないための装備、必要な道具の携帯、という効用を得るためにおこなってきたことです。外に出ず、家にいるならば、まったく不要なことになります。なんとも身軽で、気楽な生活なことと思います。

#これもいいことだと思います

 

電車を使うことによるストレス・・・電車に乗る回数が減りました。これまでは、朝夕と必ず2回は乗っていました。電車をつかうことで負の感じを受けることがありました。たとえば、「電車に乗り遅れないように急がなきゃ」「遅れちゃうかもしれない」「混んでないといいなぁ」「ヘンな人がいてイヤだなぁ」「音漏れがうるさいなぁ」「なんかクサいゾ」「暑いなぁ」「押すなよ」「くっつかないで」というような思いです。電車を使うということは、不特定多数の他者と同じ空間をすごすということなので、自分だけの快適な時間をすごせることではないのです。個人的には、電車を使うことによるストレスが発生することは、しかたがないことと、なかばあきらめていました。しかし、在宅勤務になってから、電車に乗る回数が減りました。電車を使うことで生じるストレスも発生することがありません。これは精神的にとってもよいことだと感じています。

#マジでイイ

 

Suicaの価値観・・・電車に乗る回数が減ったことで、Suicaの価値観が減りました。改札を通らなくなったので、オートチャージができなくなりました。すると、Suicaの使用回数も激減し、便利なお財布の替わりだったものが、ただのプラスチックの板に成り下がってしまいました。ちょっと前まではSuicaサイキョー説が出回っていたのに、です。遠因にはクレジットカードという代替品があったからだと思います。代替品がなければ、コンビニで手動チャージをしていたと思いますので。

#ここから5フォース理論につなげるとカッチョいいかも

 

スタバの利用回数・・・ボクだけかもしれませんが、スタバの利用回数が激減しました。これまでは、ドリップコーヒーを毎日2杯飲んでいました。会社近くにスタバがあるので、そこに寄って、ToGoして、出勤していました。昼過ぎにお代わりをワンモアコーヒーで安く購入していました。スタバのアプリも使いこなしていたように思います。しかし、在宅勤務になると、ほぼスタバのコーヒーを飲むことがなくなりました。飲まなくても全然平気なのです。そして、スタバのコーヒーは必需品ではなく嗜好品だったことがよくわかりました。習慣とは恐ろしいものだということも理解できました。

#習慣は思考を停止させるのか

 

新聞を手に取る回数・・・毎日朝刊を駅のコンビニ(NewDays)で購入していました。駅に行かなくなったので、新聞の購入も読むこともなくなりました。そのかわりにTVのニュースをみるようになりました。ただ、新聞ならではの情報とは違った感じがしていて、ちょっと違和感があります。しかしながら、新聞を読まなくなってからの直接的なマイナス効果は今のところありません。実はこれまで新聞を読んでいた大きな理由は、上司やお客さまのからの「(日本経済)新聞に書いてあったんだけど、~」という会話に応対するためだけに読んでいたのではないかと考えています。

#深読みかも

 

早くコロナ前に戻らないかなと思う気持ち・・・以前は、コロナ前のような生活に戻りたい、と切に願っていました。しかし、最近は、そのような気持ちは薄れてきています。つまり、このまま外に出ない生活でも十分じゃないのか、という気持ちになってきたのです。

#この議論は次回以降に深掘りしていきます

 

 

今回の「減ったもの」はいかがだったでしょうか。アルアル、と同意いただけるものも多かったのではないでしょうか。

さて、次回から、これまでの整理を踏まえ、「だからなに」といったことを整理・分析し、さらにそこからみえてくることを展望・提言する。という構成で論を展開したいと思います。

 

 

(その3)に続く