Moreブログ 

ノウハウ・知識、笑い・癒しの提供により社会貢献をめざします

なぜ、オジサン達は話が飛ぶのか

んにちは。

「モ~」です。

 

最近、会社の若手からこんな悩み相談を受けました。

 

「なぜ、オジサン達は話が飛躍するのか?どうしたら、オジサン達と会話が通じるようになるのか?」

 

たしかに、私も若い頃は

 

「オジサン達って、すぐ話が飛ぶし何を考えてるのかわかんない~。」

 

って思ってました。

 

だけど、40歳を超えた今となっては、オジサン達の話は大体理解できます。

(たまにまったく理解できないオジサンの話もありますが・・・。)

 

そこで、今回は「なぜ、オジサン達の話は飛躍するのか、また、どうしたらオジサン達の話を理解できるのか」ということについて考えてみました。

 

まず、オジサン達の話が飛躍するのには、こんな理由があります。

 

 オジサン達は、若手社員より長い社会経験があります。その経験はオジサン達の社会人人生のなかではひとつに繋がっています。すごい若いときの経験と最近経験したことが、オジサン達の頭の中で繋がっているけど、その繋がりが見えないために飛躍しているように聞こえてしまうパターン(時空を超えたオジサン)

 

 オジサン達は、長い社会経験の中でたくさんの知識を吸収しています。その知識は、簡単なものから難しいものまで様々ですが、オジサンにとっては社会人人生で得た知識はどれも同じくらい大切。軽い話題もついつい重い話と同じトーンで話してしまうため、話が見えづらくなるパターン(重力を超えたオジサン)

 

 オジサン達は、長い会社員生活の中で地位が上がり偉くなります。地位が上がると現場レベルのことだけじゃなく、部や課全体を見渡さなくてはなりません。その一方で、若い頃に頑張った記憶はいつでも新鮮。現在の視野の広さと若い頃の現場レベルの話をついつい同じ視点で話してしまうため、話が飛躍してしまうパターン(木も森もオジサン)

 

ざっとあげると、このように3つぐらいのパターンに分けられるでしょうか。

 

このような理由を考えてみると、長い社会人生活を経てたくさんの経験や知識を吸収していったオジサン達の話があちこちに飛躍してしまうのは仕方ないような気がしますよね。

 

では、こうしたオジサン達の話を理解するコツについて、少しお伝えしたいと思います。

 

 

【飛躍するオジサン達の話は、レイヤー(階層)と切り口を意識する】

先ほどご覧いただいた話が飛躍するオジサン達のパターンに共通するものがあります。

①のパターンは、時間軸を一緒にしてしまう。

②のパターンは、話の重みを一緒にしてしまう。

③のパターンは、視点の違いを一緒にしてしまう。

というように、オジサン達は色々な話を同じトーンで話がちということです。

そこで、オジサン達の話にトーンをつけたり、話の粒を揃えてあげることで、一気に話が理解しやすくなります。

 

 では、話にトーンをつけたり粒を揃えるためには、どんなことが必要でしょうか。

図を見てください。

f:id:moreblog:20171025194403j:plain

 

 縦軸は話の階層(レイヤー)で、横軸は切り口となっています。

 

 縦軸については、オジサン達がどの階層(レイヤー)で話しているのかについて意識して聞いてみてください。

 例えば、「いつの時代の話をしているのか。」「誰の視点(どの地位の人)で話をしているのか?」といったことです。

 「あぁ、今は昔の自分を思い出しながら話しているのね。」とか、「現場レベルの話をしているのね。」とか、「部長として大きな視点で話をしているのね。」といったように、どの階層で話しているかを意識するだけで、オジサン達の話は格段に聞きやすくなるのです。

 

 また、横軸では、オジサン達の話す切り口を意識してみましょう。

例えば、「フレンチとイタリアンと和食と中華」というと「料理」という切り口で揃えられていますが、「フレンチとパスタと和食と炒飯」というと、切り口のレベルが揃っておらず、混乱を生じさせかねません。先ほどの例えでお伝えしたように、オジサン達は、レイヤー(階層)や時空を自由に行き来することが出来ます。そこで、オジサン達の話の中に出てきた要素を同じレベルの切り口で整理することを意識しながら聞いてみましょう。すると、カオスなオジサン達の会話が要素ごとに整理され、その後の会話をスムーズに進めることが出来るのです。

 

とはいえ、実際は頭の中で瞬時にレイヤー(階層)や切り口を整理できるようになるには相当の時間が掛かると思います。そこで、はじめのうちは、レイヤー(階層)と切り口を意識しながらオジサン達の話をじっくり聞くこと、それをメモに書き出して整理してみることからはじめてみると良いでしょう。

すると、自然と聞き上手となり、さらにはオジサン達に対して適切な回答が出来るようになるはずです。