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目次を作ろう〜。

みなさん、こんにちは。

若者とおじさんのコミュニケーションを見つめるモ〜です。


先日、若手のミーティングにオブザーバーとして参加したときに、考えをまとめるのに悩んでるようだったので、こんな助言をしてみました。


「これまでの議論を整理するために、目次を作ってごらん」


ディスカッションの場において、ある程度議論が進んでくると、様々な意見や要素でいっぱいになります。

そうなると、細かい要素に捉われたりして、議論のゴールがどこだったか、そしてどのようにしてゴールに至るかが見えづらくなることはよくあることかと思います。


そのような状態になってしまったときは、私は若手メンバーに、「本の目次を作ってごらん」と助言します。


まず、本のタイトルにあたる部分を、「その議論のゴール」として書き出します。


そして、様々に散らばった要素から、本の結論に向けて章立てしていきます。

例えば、「ピクニックに行こう!」と言うタイトルで議論を進めた場合、

・第一章 「行く場所を決める」

・第二章 「ピクニックで何をするか?」

・第三章 「ピクニックに必要なものとは?」

・第四章 「当日の集合について」

 〜,etc

この章立ての作業が、議論のゴールに至るまでの道筋になります。


そして、議論で出てきた細かな要素を各章に割り当てていきます。


例えば、先程の「ピクニックに行こう」という議論の中の、第一章の「行く場所を決める」であれば、

・どの季節に行くか

・目的地まで掛かる時間をどのくらいにするか?

・この季節に行くならこの場所!

・目的地までの交通手段は?

みたいな感じで、議論の中で上がったその章に必要な要素を入れ込んでいきます。


この作業を、最終章まで繰り返していくと、当日議論したことが、議論のゴールに向かって段階的に整理されていきます。


ちなみに、各章の要素に、実行チームと実行期限を書き込むと、ゴールに向けた役割分担とスケジュールも明確になります。

また、この目次はそのままディスカッションの議事録にもなるので、後日改めて議事録を作る必要はありません。


若手に限らず、議論の場において、様々な人が様々な意見を言って、結果として「何をどうするんだっけ?」という感じでまとまらない場面は往々にしてあると思います。

そんなときには、議論の最後にみんなで目次作りをしてみると良いかと思います。


そして、みなさんの仕事に、有用なタイトルの本が増えますように。