何かを主張する時の視点
こんにちは、Mです。
大手化粧品会社DHCの会長が自社ホームページ上に人種差別的な発言を掲載したことから、商品に対する不買運動が起きているというニュースが少し前にありました。
※発言の良し悪しや不買運動の是非にはあえてここでは触れません。
この不買運動に賛同した方が、Twitterに「DHCの代わりに使えるコスメ」という投稿をされていました。
私は怒りすぎて、コスメオタクとしての力を使って何かできないかと思ってこれ作りました💜
— NEW⁷ (@ot7_new_me) April 9, 2021
こんな弱小アカウントでやっても意味ないかもしれないけど、何かせずにはいられないこの気持ち!#DHCの代わりに使えるコスメ#BoycottDHC #DHC pic.twitter.com/OfIXi7LstI
これは、DHC製品を使っている人に向けて、代替品になりそうな他社製品を紹介した内容で、「コスメオタク」と自称されているだけあってたくさんの商品を詳しく(商品愛たっぷりに)掲載されています。
最初はひとつのツイートでしたが、数が増え、他のTwitterユーザーとも繋がっていき、さらにブログまで立ち上げられたようです。
不買運動として、自分自身が買わないことや、周囲の人にボイコットを呼びかけることはすぐ思いつきます。
この方は「DHC製品を今使っている人がこれからどうするか」という、一歩踏み込んだ視点で提案をされていたことが、とても印象に残りました。
化粧品は人によって体質や肌質に合う・合わないという問題があるため、中には「気持ち的にはこの会社の製品を使いたくないけど、他のどの製品が良いのかわからず使い続けている」という人がいてもおかしくはありません。
そういう困っている人にとって、このTwitter投稿は少なからず後押しになったかと思います。
ある意見について単に自分個人が主張するだけでなく、別の角度から「仲間を支援するような提案」を出すことによって、コトをより効果的に進められる可能性があるのだと、この方の投稿に気づかせてもらえました。
他にどんなケースで使えるか、具体的にはまだ思いついていませんが、何か案を考えるときの視点のひとつとして、頭に留めておきます。