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補助金活用支援で使えるファシリテーション術(その1)

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こんにちは、kok(こく)さんです!

前回の僕の投稿「事業再構築補助金申請のための事業計画作成支援で僕がやりがいを感じていること」の中で、補助金申請のための事業計画を作成する際、中小企業の社長および数名の社員の方々と打ち合わせを行うのに、ファシリテーション能力が必要になるというお話を書かせていただきました。今回は、そういった打ち合わせの中で僕が実践しているファシリテーション術について、いくつか紹介したいと思います。

(1)会議のチェックイン
前回の投稿で書いたように、事業計画を立案した後、その事業を実際に実行するのは社員のみなさんです。なので、社員のみなさんにとって納得感の高い事業計画を作成しなければなりません。そのために、社員のみなさんには会議で多く発言して意識を合わせていただく必要があります。しかし、多くの会議では、ほとんどの時間、社長だけが話していて、他の社員は参加しているのにほとんど発言しないというケースがよくあります。

そこで、僕は会議の冒頭、本題である事業計画の話に入る前に、会議のチェックインを行うようにしています。会議のチェックインは、ランニングをする前の準備運動のようなものです。参加者1人ひとりに少しずつ言葉を発してもらうことで、話しやすい雰囲気を作って、参加者の気持ちを会議に集中させます。

会議のチェックインについては、以前に何度かこのブログで書いていますので、気になった人は以下リンクを参照してみてください。
「会議のチェックイン」
「会議のチェックイン応用編、こんな使い方も

「Web会議でもまずチェックインを!!」

 

(2)Yes,And
たとえば、会議に参加している社員が新事業のアイデアを思いついて発言したとします。それに対して、社長やコンサルタントが「それは誰が作るのですか?」「開発費はどうするのですか?」「それ売れますか?」とネガティブな意見を言ったとしたら、その社員はどんな気持ちになるでしょうか?その後の会議は盛り上がるでしょうか?盛り上がるわけないですよね。

こういう場合は、コミュニケーションを活性化させる会話の手法である「Yes,And」が有効です。Yes,Andでは、相手の意見に対して、まず「そうですね」と肯定した後、「それに加えて」「さらに」といった前向きな接続詞の後に、自分の意見を載せて返す話法です。たとえば、「おお!それはいいですね!(Yes)、それに加えて言うと、**してみてはどうでしょうか?(And)」という感じですね。

Yes,Andを実践することで、話がどんどん広がっていきます。日頃からツッコミ型のスタイルが身についてしまっている人は、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、ぜひマスターして使ってみることをおすすめします。

補助金活用支援で使えるファシリテーション術、いかがでしょうか?まだお伝えしたいことがあるのですが、ここまでで少し長くなってしまったので、残りは次回の投稿でということにしたいと思います。