愛されビジネスマンの仕事の進め方
こんにちは。
おじさんと若手ビジネスマンのコミュニケーションを見つめるモ~です。
皆さんは、上司から「もう少し考えて仕事しろよ!」と叱られたことはありませんか?
やってる仕事は、周りからみても遜色ないはずなのに、なぜか叱られてしまう・・・。
仕事が出来る人となぜか叱られてしまう人の差は、実はとっても単純なところにあります。
今日は、仕事が出来て愛されるビジネスマンになるためのちょっとしたポイントについてご紹介したいと思います。
その1.段取り上手になる
仕事に追われると、とにかく進めなきゃ!と思い、あまり準備をすることなく資料を作成したり、商談や打ち合わせに臨んだりしていませんか?
焦る気持ちもわかりますが、いきあたりばったりで物事を進めるとミスも多くなり、また、調べたり探したりする時間が増えてしまい、時間がかかったわりに精度の低い仕事をすることになってしまいます。
出来る人と叱られてしまう人の差の1つに段取り力にあります。
出来る人の多くは例えどんなに慌てていても、準備をしっかりしています。
では、どんな準備をしているのでしょう?
ある仕事の出来る人は、どんなに慌てていても、最低下記の3つを確認してから仕事に臨んでいるそうです。
① その仕事のゴール(目的)とレベル感を確認する。
② その仕事に必要な作業を思いつくままに書き出す。
③ 仕事のスケジュールを明確にする。
①の仕事のゴールを明確にするのは、どこまでやればゴールなのか、何が求められるのかを考えることになります。それがわかれば、作業として何をやればよいのかが見えてきます。また、レベル感を明確にしておくことで、不要な作業も見えてきます。②の思いつくままに作業を書き出す前に①が明確になっていると、やるべき作業が絞られてきますよね。
そして、それらをやるのに必要な日数や時間を逆算して、ある程度余裕を持ったスケジュールを立てることで、ミスのない仕事に繋がっていきます。
その2.巻き込み上手になる
皆さんは仕事に追われると、「これは人にお願いするよりも自分でやったほうが早いかも」と考えて、ついつい色んな仕事を自分で抱え込んだりしていませんか?
でも、それはひょっとしたら仕事の時間を無駄に浪費し、品質を下げていることになっているかもしれません。
仕事の出来る人は自分で手を動かすよりも、上手に人を巻き込みます。
段取りを考えながら、「この分野はあの人が得意だから、お願いしてみよう。」とか、「この作業は、みんなにお願いして一気にやってしまおう。」というように、必要な情報やスキルを持っている人を上手に活用したり作業を分担しながら、仕事の品質を上げ、かつ時間の短縮を実現させているのです。
人は頼られるとうれしく感じる生き物で、頼ってくれた人のためになんとかしようと行動するそうです。
仕事上手な人は、そうした心理を上手に使ってお願いをして仕事の精度とスピードを上げています。
また、お願いをするときには、「○○の分野は、自分のスキルでは難しいので助けてください!」など、素直に状況を説明すると、頼まれた人はうれしく感じて快く引き受けてくれるようになります。
もし、今仕事を一人で抱えているようであれば、周りの人を巻き込むことを考えてみましょう。
その3.報告上手になる。
仕事が出来る人は報告上手な人でもあります。
皆さんは、仕事の報告をする際、「○○の件、上手くいきました。」とか「○○をやりました~。」というように結果だけを伝えていませんか?
仕事の出来る人は、「○○の件ですが、私はこういうふうに考えて○○をしてみました。すると、先方から○○というお話を聞くことが出来ました。」というように、自分がどのように考えて進めたのかを一緒に伝えます。
仕事の完了報告も大事ですが、それは上司の立場からしてみると資料や数値を確認すれば分かることです。それよりも、「どんなことを考えてその仕事をしたのか」「どうしてその作業に取り組んだのか」などの理由も一緒に報告することで、皆さんの仕事のクオリティを確認し、次の進め方を一緒に考えてもらえたりします。また、「こいつは考えながら仕事を進めることが出来るやつだ。」とあなた自身への印象もポジティブなものになり味方になってくれやすくなります。
人は情報が少ない中で判断をすることに不安を感じます。自分がどういう考えを持っているのかということをきちんと伝えることは、相手に安心感を与えるとともに、自分の味方を増やすことにもつながるのです。
「伝わったことが伝えたこと」とよく言われますが、この言葉を自分の味方を増やすためのおまじないとして、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
今日は、仕事が出来て愛されるビジネスマンになるためのちょっとしたポイントをご紹介しました。
仕事で切羽詰ったときや、行き詰ってしまったとき、ふと3つのポイントを思い出してみてください。きっと、同僚や上司が味方となってあなたの仕事を一緒に進めてくれることでしょう。