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期待値を下げよう

皆さん、こんにちは。

オジサンと若者のコミュニケーションを見つめるモ〜です。


今日はストレスのかからない仕事の仕方についてご紹介します。


皆さんは、普段仕事をしていて様々なストレスを溜め込んでいませんか。

私も、日々の仕事で様々なストレスを抱えていると思うのですが、不思議とストレスを強く感じることはあまりないような気がします。


なぜなら、「人に対して期待しない」ようにしているからです。

これだけを書くと、随分と冷たい人のようなイメージを持たれるかもしれませんが、人に対して期待をしないことが、人に優しくできる近道なのです。


アドラー心理学で話題となった、アドラーは「全ての悩みは対人関係の悩みである」と言って、人が抱えてる悩みの根源は対人関係から生まれてくることを説明しています。


例えば、「上司が理不尽なことを言った」というのは、上司によって生み出された悩みだし、「パートナーに理解されない」と言うのはパートナーによって引き出された悩みです。

このように、悩みの多くは自分ではない他人との関係から発せられることがほとんどなのです。


このような状況のとき、人は無意識のうちに他人を変えようと意識して行動してしまうそうです。

「理不尽なことを言う上司がおかしい。おかしなことを言ってることに気づかせたい」とか「なんでパートナーは理解してくれないのだろう」とか。

これらは、他人が変わってくれることを期待しているから、変えようとするのです。


しかしながら、それはとても難しいからです。

なぜなら、他人はあなたとは育った背景など全くことなるし、そもそもあなたではないので、あなたと全く同じ価値観を持つことは不可能だからです。


では、どうするか。

他人への期待を自分への期待に変えることで、ストレスが軽減されて前向きになります。

例えば、いつも一緒に飲みに行く仲の良い同僚を飲みに誘って断られたとき、「なんで飲みに来てくれないのだろう。」と考えるより、「ま、仕方ないか。」と割り切ったほうが、「じゃあ、いつもと違うメンバーを誘ってみよう」とか、「飲みに行っていた時間を読書の時間に変えよう」とか、いつもと違う行動に踏み出せたりします。


また、他人に対する期待値を下げることでストレスを感じにくくなります。

例えば、「上司は自分を叱ってばかり」ということに対しては、「上司とは部下を叱る生き物」と期待値を下げれば、「叱られる前に、行動しておこう」とか、逆に「部下が仕事ができない」というストレスに対しては、「部下は経験が浅いから仕事が出来ないもの。」と期待値を下げると、「部下が出来た点を褒めてあげよう」など、行動が前向きに変わるだけでなく、他人に優しくなれるのです。


このように、他人が変わることに期待してストレスを溜めるより、他人への期待のハードルを下げることで、ストレスを減らすだけではなく、自分の行動を変えたり、人に優しくなれるなど良いこと尽くしなのです。


仕事でストレスが溜まるなぁと感じたときは、無理に人を変えようとしてないかを確認してみてはいかがでしょうか。その上で「他人への期待のハードルを下げることは、自分の行動が前向きに変わることへの期待だ」と考え、他人への期待値を下げることを考えてみることをお勧めします。


同じ仕事をすらなら、ストレスが少ない方が良いにきまってますよね。ストレスを減らす1つの考え方として参考にして頂ければと思います。


それでは、また。