問題発生!すぐに報告すべき?
こんにちは、Mです。
Moreブログも気づけばスタートから1年になりました。読んでいただいてる方々に感謝申しあげます。
さて、1年前に書いたテーマは『ミスはゼロにするものではなく・・』でしたが、
せっかくなので今回はそれに関係する、ミスをした時の“報告”についてお話しようと思います。
※1年前の記事『ミスはゼロにするものではなく・・』
http://moreblog.hatenablog.com/entry/2017/10/26/093501
「ミスしたらすぐ報告しろ!!」
こんな風に上司に怒鳴られたことは、誰もがあるんじゃないでしょうか。
「問題がおきたらすぐに報告する」というのは、仕事の基本としてよく言われることです。
とはいえ、何か起きるたびに全部報告すると「いちいち報告せんでいい!」と、怒鳴られたり、
「問題が起きました!」だけの報告だと「で、どうするつもりなんだ!」と、怒鳴られたり、
「すぐ報告しろって言ったじゃ・・・」なんて理不尽な気持ちになることもありますよね。
ミスが分かった時、すぐに報告するのがいいのか、それともある程度の対応・解決をさせてから
報告すべきか、どちらが正しいんでしょうか…。
それは、上司の頭の中を想像すると見えてきます。
「問題発生!」その時に上司は3つのことを考えています。
1.問題の解決
2.二次被害の防止
3.再発の防止
たとえば、大事なお客様を招待するパーティの案内で、時間を間違えていたミスがわかったとします。
〔1.問題の解決〕では、お客様に時間の訂正とお詫びを連絡するとともに、迎車の手配変更などをします。
また〔2.二次被害の防止〕のために、お客様を出迎える担当者に連絡しておき、
担当者からもお客様に非礼をわびてもらいます。
(でないと、「担当者がいきなり訳も分からずお客様から怒られる」なんて二次被害が発生します)
それから〔3.再発の防止〕として、今後は「招待状を送る前に、同僚にWチェックをしてもらう」といった
ルールを定めたりします。
こういった3つの対応を、あなたが全て自分でできるようなら、報告はひと段落してからでも
よいかもしれませんが、できるかわからない・不安がある、または上司の助けを借りる必要があるなら、
できるだけ早く報告すべきでしょう。
なお、ひとつ気をつけたいことに、あなたが「自力で対応できる」と思っていても、
上司の目から「彼はまだ不安だな」と見られているというケースがあります。
そういう場合、たとえ全部をきっちり解決してから報告しても、
「今回はたまたま大丈夫だったが、彼はちょっと暴走するタイプだな…」と
かえってマイナスにとられてしまうこともあります。
※このケースでは、「すぐに報告」&「対応前に方針を上司に説明」が正解でした。
と、以上のように考え方を整理してみましたが、報連相は「職場の永遠の課題」と言われるように、
実際ジャストな報告をするのはなかなか難しいですよね。
(「なるべくなら自分のミスは報告したくない…」という気持ちもまたホンネであります(汗))
ただ、難しいことだけに、ミスの報告と対応を上手にすると、上司や周囲からの
信頼を得るためのチャンスにもなりますので、うまーくできるようになりたいものです。