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役割vs関係性

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こんにちは、kok(こく)さんです。

 

僕は以前、ファシリテーション塾というところで、何年間かファシリテーションを学んだことがあります。その塾は、半年単位ぐらいで期が運営されていて、期の始めにはチーム編成があります。各チームは5〜6人のメンバーで構成され、半年間、そのチームで活動して、期の最後には自分たちが考えたワークショップを実行して終わります。

 

いくつかのチームがあると、最後までうまくまとまって、ワークショップをやり遂げ、その後も連絡を取り合っているようなチームがあると思えば、半年間の途中でチーム運営がうまくいかなくなるチームもあります。

 

どういうチームがうまくいって、どういうチームがうまくいかないのか。その理由はいくつかあると思いますが、僕の持論のひとつは、「最初になるべく多く雑談をしたチームの方がうまくいく」です。

 

チームには「最終的に自分たちが考えたワークショップを実施しなければならない」という目的があり、「半年間」という期限も定められているので、まじめな人ほど、最初のチームミーティングで役割分担を決めたり、半年間のスケジュールを決めたりして、なるべく早くゴールに向けたアクションに取り組もうとします。

 

一方、チーム編成の後、長い時間をかけて自己紹介をしたり、自分がやりたいことは何かについて話合っているチームがあります。で、これは僕の経験からくる持論なのですが、多くの場合、最初に雑談を長くしているチームの方が、途中いろいろなことがあっても最後までまとまっていけることが多いような気がしています。

 

これは、早々に「役割」を決めてそれに則って進めていくチームと、まずは雑談で「関係性」を深めてから進めていくチームとの違いだと言えます。後者は「雑談」というゴールにはまったく近づかないことに時間を費やしているにも関わらず、最終的にはうまくいく。いわば「急がば回れ」の戦略です。

 

これ、会社の仕事等でも同じようなことが起きているのではないでしょうか?