『積ん読』借金完済を誓った人の末路
こんにちは、Mです。
もう半年以上も前になりますが、今年の最初に「積ん読していた100冊の本を1年で読み切る」との宣言を行いました。
9月である現在、本来なら半分以上は読み終わっているはずなのですが、残念ながらそうはなっていません。実は、この夏に事情で引っ越しをすることとなり、それに伴い家にあった本を大幅に処分していたのです。
もとの家は、広いわけではないですがそれなりにスペースがあり、至る所に本を置いていました。あらためて数えたところ、書籍、雑誌、マンガ等も含めると1000冊近くあり、そりゃあ「積ん読」が100冊とかあってもおかしくない詰まり具合でした。
しかし、新しい家はそのスペースの確保がなかなか難しく、もしそのまま持って行くなら、四角く積んでベッドにするか、床一面に本を敷き詰めて天井を少々低く感じるようなやり方しかありません。そのためどうしても蔵書の処分が必要でした。
処分については今回2つの方法をとりました。
1つ目はポピュラーな、古本屋さんに買い取ってもらう方法です。今回はブックオフの宅配買取サービスを利用しました。
これはWEBサイトから申込をして宅配便に無料集荷に来てもらうもので、自分は本をダンボール詰めるだけという楽チンなサービスです。これでダンボール9箱=1箱あたり約40冊として、360冊の本をガバッと送りました。
新しい家に持って行った本は100冊ほどです。では、残りの500冊はどうしたのかというのが、もう1つの方法「自炊」です。
「自炊」とは、本を1ページずつスキャナーで読み込み、画像やPDFなどのデータとして保管する方法です。※あくまで個人で読むものと限定して行っています。
「自炊」の具体的な作業は以下の通り。
①裁断機で本の背表紙を切ってバラバラの紙にする。
②紙を一定の束にしてスキャナーで読み込む。
③読み込んだデータに名前をつけて保存する。
と、なかなかに手間と時間のかかる方法です。それを500冊というと尋常でない量を行うのは想像以上に大変でしたが、自宅をさながら工場のようにして、本を切り、積み上げ、夜中や休日にせっせと炊き続け、なんとか引っ越しまでに完了させました。
で、ここでようやく『積ん読』の話に戻りますが、借金完済の対象としてリストアップされた本たちは、いまは「自炊」データとして保管されています。これらの本データは、今後スマートフォンの中に入れて読んでいく予定です。
「スマホで読書はなかなか厳しいのではないか?」と思われる方もいると思いますが、ひと昔前に比べて、大型画面で画質もきれいなのスマホや、読書用に特化したPDFリーダーのアプリも出ていますので実は結構快適に読むことができます。
※ちなみに私が使っている機種は「Xperia One」、アプリは「Sidebooks」です。
そんなわけで“末路”となんとも不吉なタイトルを掲げてみましたが、まだまだ終わったわけではありません。
むしろ、新しい読書の形にバージョンアップしたと前向きにとらえ、積ん読借金返済の戦いはこれからも続きます!(未完)