会議のチェックイン応用編、こんな使い方も

こんにちは、kok（こく）さんです。

前回の投稿では「会議のチェックイン」についてお話ししました。実はこのチェックイン、会議だけでなく、研修やセミナーなどでも使えます。

たとえば・・・これからあなたは「企業におけるIT活用」についてのセミナーの講師を行うところです。あなたはIT活用についての専門家なので、この分野についてどんな話をすることもできますが、今日の受講者はいったいどのような話を聞きたいと思っているのかがわかりません。

このまま準備した資料の順番に話を進めてもいいですが、もしかすると、準備したお話は今日の受講者にとっては簡単すぎるかもしれません。もしくは、難しすぎるかも。あるいは、もっと具体的な事例の話を聞きたいと思っているのかも・・・

そこで、あなたは本題に入る前にチェックインを行うことにします。「みなさん、近くの人とペアを組んでください。5分ほど時間をとりますので、”今日のセミナーに対する期待”について話し合ってみてください」と受講者に告げます。

その途端、受講者は一斉に話を始め、会場はにぎやかになります。あちらこちらで「今日のセミナーのどういうところに期待しているか」という話が飛び交っています。あなたはニコニコしながら会場を歩き回って、”受講生の今日の期待”を確認します。

5分後、チェックインが終わった時には、あなたの頭の中で、受講生の期待に合わせて講義の内容をどのように微修正すればよいかのプランができあがっていることでしょう。