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死に向かって準備すべきこと

百貨店出身の駆け出し診断士madmaxです。 

以下は私の個人的な見解です。

 

私には死が近づいている高齢の父がいます。彼はサラリーマン時代、ドイツ駐在、財務部の審査業務が長かったこともあり、大変几帳面な性格です。普段から、通帳などを含めた大事なもののありかをきっちり決め、重要な書類もきっちりファイリングしていました。また、認知症が進み倒れて入院するだいぶ以前に大方、家の中の不要なものを終活として相当処分していました。ですので、彼はおそらく、人生でやり残したこともなく満足してきれいさっぱり人生を終えることができると思います。

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昇天

 

翻って、まだ現役の私もいつ死が訪れるかわかりませんが、最近、仕事の関係で相続手続きカウンセラーという資格を取得した結果、「自分が死んだらこれだけの手続きを残った人がしなければならないのか!」と愕然とします。死後でないと発生しない手続きは、自分ではどうしようもないので、残った親族に頼むしかないですが、それ以外のことは多少自分でも準備できるので、父のように几帳面ではない私も少しずつ準備せねばと思い始めました。

            

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どんなことを準備しておくべきか?(一般的な例)について、私の思いついたやることリストを皆様と共有化できればと思います。

 

1.相続手続きへの準備

  ①遺言書の作成(できれば公正証書遺言で残す)

  ②自分の家系図(メモでよいから正直に書く)

  ③自分の財産のリスト

   ・金融資産:通帳や証券の種類・ありか

   ・動産・不動産:所在場所(登記簿謄本のありかも)・数量・金額など

   ・負債:借入先・借入金額・借入期間・残債額など

  ④貸金庫の代理人を立てる

  ⑤介護で貢献してくれた親族の貢献度合いと証拠

 

2.各種公的機関発行証明書の所在明確化

  ①マイナンバーカード

  ②各種保険証(健康保険・後期高齢者医療被保険者証・介護保険証など)

  ③パスポート

  ④印鑑証明カードと実印の保管場所

  ⑤シルバーパス

  ⑥年金手帳(なくても年金番号が分かればOK)

 

3.民間企業との契約関連の所在明確化

  ①各種保険の証書(生命保険・損害保険・地震保険など)

  ②各種クレジットカード(契約会社名・保管場所など)

  ③電気・ガス・水道・電話・NHK受信料等の契約書

  ④墓地使用権(有無と有の場合は契約相手・内容など)

  ⑤デパート会員券・積み立てなど

  ⑥IC乗車券

  ⑦その他各種会員証(フィットネスクラブ等)

 

4.その他

  ①自分の意識がない・認知症で判断力がない場合の延命措置方法の希望

   (食事ができなくなったら胃ろうしたいか、臓器提供はしたいかなど)

  ②葬式の方式・規模に関する希望

  ③不要品の片付け・廃棄(常にミニマリスト状態にしたいですね)

  ④家族に対するお礼の手紙

 

他にもたくさんあろうかと思いますが、上記をベースに、ご自分には何が必要かを考えてみてはどうでしょう?

 

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