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もうピンを抜かなくていいってことに寂しさを感じる気持ち

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こんにちは、kok(こく)さんです。

今週、約3年ぶりにゴルフに行ったのですが、その時のお話。1番ホールのグリーン上。4人全員がグリーンにオンしたところ。幸い僕はアプローチが上手く打てて、ピンの近くに寄せることができたので、自然にピンの近くに移動しました。最初にパッティングをする人のためにピンを抜くためです。僕がピンを抜くと、ひとりが「kokさんはピンを抜く派ですか?」というご質問。もうひとりも何か言いたそうな顔をしています。僕は何を言われたのかよくわかりませんでした。

詳しく聞いてみると、どうやら、2019年のゴルフルール改正で、グリーン上でピンを立てたままパッティングができるようになった(ピンを抜くか抜かないかを選択できるようになった)とのこと。みんなは普段ピンを抜かないでパッティングしているとのことなので、その後はずっとピンを抜かないようにしてみました。

やってみると、たしかにこれは便利なのです。これまでだと、自分がパッティングを打つ番じゃない時には、誰がピンを抜くかということをいつも気にしていました。それが、ピンを抜くというプロセスがひとつ減ったことで、自分のパッティングのラインを読むとか、自分自身のプレイに専念できるようになりました。もちろんプレイ時間の短縮にもつながることでしょう。

 

一方で、気づいたことがありました。もうピンを抜く必要がないのにもかかわらず、グリーンに来ると、誰のボールがピンから近いかを確認して、自分のボールがピンに近い場合には、自然とピンの近くに行ってしまう(ピンを抜きに行ってしまう)のです。こういう作法が身に染み込んでしまっているのですね。

こういう作法(気遣い)が自然にできる自分を少し誇らしく思ったり、でももうこの気遣いは必要とされてないなんだな〜と思って、少し寂しく感じたり・・・頭ではピンを抜かなくてもよい新ルールの方が快適にプレイできるということはわかっているのですが、人の気持ちというものは理屈だけでは説明できないものですね〜。

もしかすると、他にももう今は必要のないルールや固定観念に縛られて、本質的でないモノを大事に守って、生産性を低下させ続けていることってあるかもしれません。最近話題の問題とかね。

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