お金と少し向き合ってみよう3 ~ライフプランから始めよう~
明けましておめでとうございます、Mです。
年末年始、今年は特に自宅で過ごすなか、貯金や投資など資産運用について考えた方もいるのではないでしょうか。
今回は、お金について考える時、一番はじめにやるべきことのお話です。
「いま、貯金してますか?」
たいていの人はイエスと答えます。
「では、月にいくら貯金してますか?」た聞くと、
「手取り月給の●割」「ざくっと●万円」や、「使って残ったぶんだけ貯金」など答えが出てきます。
実はこれらの答えはそれだけでは片手落ち。
まとまったお金が必要になった時に、金額が足りなかったり、逆に貯めすぎたりということもありえますね。
お金を貯めるには、最初に目標を定める必要があるんです。
そもそもお金を貯めるのって何のためでしょうか?
そう、「使うため」ですよね。
子供の頃、高価なおもちゃやゲームソフト買うために、おこづかいを何ヵ月も貯めたなんてことがありました。
要はそれと同じです。
貯金や資産運用は、人生の中でお金を使う予定を見通して「いつ何に使うか」という目標をたて、それに対して必要な金額をストックするということです。
この目標がないままに蓄えても意味がない…、とまでは言いませんが、実際お金が必要になった時に足りないことも起こりえます。
※以前お話しした確定拠出年金も、「老後にいくら必要なのか」を考えてからスタートすべきものです。
前置きが長くなりましたが、この目標をまとめるために作るのが『ライフプラン表』です。
※『ライフプランシミュレーション』『マネープラン』などと呼ばれることもあります。
『ライフプラン表』の作り方については、FP団体や金融機関など解説してくれているHPが多々あり、私も色々と探してみましたが、こちらの解説とExcelフォーマットが特にわかりやすく作りやすいものでしたので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
webshufu.com
※フォーマットはこちら
詳しい作り方は上記サイトにお譲りしますが、大まかな流れとしては以下の通りです。
1.ざっくり人生設計をしてみる
・現在と今後の家族構成・年齢を設定。
・仕事や家、冠婚葬祭などのライフイベントがいつ起きるか。
2.収支を整理してお金の見込みを見える化する
・現在もってるお金を書く。
・収入予定(給与、その他)を書く。
・支出予定(生活費、一時支出)書く。
・年ごとの収支と残金がわかる。
3.貯金すべき金額がわかる。
・年ごとの残金のマイナスをカバーするよう、そこまでの貯金額を設定する。
実際、将来の見通しなど定めてる人の方が少ないでしょうし、先のことを考えるのも正直なかなかの手間ですが、必要なお金がわかるためには必要なことです。
また、最初作るのは少々大変ですが、一度できたらあとはたまに見直すだけで構いません。年に一回や、ライフイベントが起こったときに引っ張り出してくる程度でOKです。
「毎月いくら貯めればいいのか」がわかると、将来のお金の不安が和らいで安心ができます。
それと、貯める金額がわかると、逆に、使っていいお金がどれくらいかもはっきりします。
将来のために貯めることも大事ですが、今を楽しむことも忘れたくはありません。本当は買ってもいいものや、行ってもいい旅行などを、余分な貯金のために我慢するのはもったいないですね。
※あるいはそのお金を短期でアクティブな投資にかけて増やすということもできます。(もちろん減る可能性もあるので、リスクは覚悟しなければいけませんが。。。)
正月休みもあとわずかですが、次の三連休などもありますので、年初の勢いでひとつやってみてはいかがでしょうか。