Moreブログ 

ノウハウ・知識、笑い・癒しの提供により社会貢献をめざします

事業再構築補助金申請のための事業計画作成支援で僕がやりがいを感じていること

f:id:moreblog:20211218083940p:plain

こんにちは、kok(こく)さんです!

今年、僕が最も力を入れて取り組んできたお仕事に「事業再構築補助金申請のための事業計画作成支援」があります。事業再構築補助金は今年新設された経済産業省補助金です。事業者がこれに申請するためには、専門家(=認定経営革新等支援機関)と一緒に新事業の事業計画を作成して提出する必要があります。提出された事業計画は事務局に審査されて点数が付けられ、採択/不採択が決まります。よい事業計画を作成しないと採択されません。その事業計画作成をお手伝いするのが僕のお仕事のひとつというわけですね。

補助金というと大きなお金が絡むので、中には怪しい人達がいたりする分野でもあるのですが、実際にやってみて、日頃から「経営会議ファシリテーター」として活動している僕にとって、とてもやりがいのあるお仕事だな〜と思いました。以下に、僕がどのような点にやりがいを感じているのか書いてみますね。

(1)事業再構築補助金の主旨に共感
事業再構築補助金は、コロナの影響で既存事業の売上が落ち込んでいる事業者が、新事業に挑戦するのを応援する補助金です。コロナのために既存事業がピンチな中、むしろ新事業に取り組む好機だと考えて、前向きに取り組む事業者様をお手伝いすることはとてもやりがいがあります。

(2)中小企業診断士としてのスキルを発揮
新事業の事業計画を作成するプロセスは、環境分析から始まって、事業戦略の策定、課題やリスクを洗い出して解決策を考え、具体的な体制/スケジュール/資金計画に落とし込むまで。これって中小企業診断士のコンサルスキルが活かせるど真ん中の業務であると言っても過言ではありません。実際、採択結果を見てみると、認定経営革新等支援機関として中小企業診断士が支援した場合、他の士業や団体が支援した場合よりも採択率はかなり高くなっています。

(3)ファシリテーターとしての達成感
事業計画を作成する際、中小企業の社長および数名の社員(多くの場合は役員層)の方々と何度も打ち合わせを行います。多くの場合、社長と社員とで意識が合っていません。実際に新事業を実行するのは社員の方々なので、事業計画作成というプロセスを通じて、意識を合わせていくことが重要です。その際、とりまとめ役にはファシリテーション能力が求められるので、ファシリテーターとしても達成感があります。

(4)感謝されることが多い
ある事業者様の事業計画作成をご支援した際、社長からこんなことを言われました。「kokさん、この事業計画書ができて、これを社員や得意先や金融機関と共有できるようになっただけで、もうこのプロジェクトは成功だったと思ってるよ。もし、補助金が採択されなかったとしても、俺は十分成果があったと思ってる。ありがとう!」 当初は補助金をゲットするために事業計画作成を始めるものの、途中から事業計画書をまとめることそのものに価値を感じていただくことが多くあります。ご支援させていただくコンサルタントとしては至福の瞬間です。

(5)新事業の立ち上げが楽しみになる
申請した事業計画が採択され、補助事業がスタートすれば、数ヶ月後には新事業が立ち上がってきます。作成をご支援した事業計画が実際に形になり、それが事業者様の将来の事業の柱として立ち上がっていくのはコンサルタントとしても楽しみなことです。事業者様からご要望があれば、新事業の実行段階についても引き続きご支援させていただきます。

いかがでしたでしょうか。「事業再構築補助金申請のための事業計画作成支援」はたいへんなこともありますが、中小企業診断士としても、ファシリテーターとしても、とてもやりがいのあるお仕事だと思っています。これまで第1回公募から第3回公募までの採択結果発表があり、おかげさまで、僕がご支援させていただいた事業者様はすべて採択されています。第4回公募はもうすぐ〆切ですが、年明けには第5回公募があり、また、来年度にも3回、事業再構築補助金補助金の公募がある予定です。気になった方はチェックしてみてください!!

 

f:id:moreblog:20211218084006p:plain