Moreブログ 

ノウハウ・知識、笑い・癒しの提供により社会貢献をめざします

本当にその価格で大丈夫ですか⁉️

こんにちは、kok(こく)さんです。

僕は創業スクールなどの講師として「商品サービスのコンセプト」や「マーケティング」についてお話しさせていただくことがあります。僕が講師をさせていただく時には、講義をするだけでなく、必ずワークの時間をとって、受講生のみなさんに、講義でお伝えした内容を自分ごととしてじっくり考えていただくようにしています。

マーケティングの4P(プロダクト/プライス/プレイス/プロモーション)の講義の後、自分の事業の4Pについて考えるワークをしていただく時、受講生のみなさんがよく悩むのがプライスについてです。自分の事業の商品サービスの価格をいくらに設定するか?これは確かになかなか難しいテーマです。

受講生のみなさんは悩んだ結果、「リーズナブルな価格」とか「競合他社よりも安い価格」を設定することが多いです。そのときは「本当にその価格で大丈夫ですか?」と尋ねるようにしています。


そもそも低価格戦略は大企業が得意な戦略です。商品サービスを大量に提供する大企業は、大量の原材料をまとめて購入するので、コストを安くおさえることができます。だから、販売価格も安くできるわけです。これと同じことを創業して間もない小規模事業者がしたらどうなるかは、容易に想像つきますよね。

こういう話をすると、多くの受講生は「でも、安くしないと買ってもらえないかもしれませんよ」と言います。それに対して僕は「あなたの商品サービスに価値を感じているお客さんを見つけて、その人に高く買ってもらうことを考えましょう」と説明します。

「そんなことできるのかな〜」と思う人もいると思います。そう、その通り。簡単にできることではありません。でも、これがマーケティングの肝じゃないかと思っています。ポイントは「自分の顧客は誰か?」ということ。そのために講義では、顧客価値について考えてもらったり、ペルソナワークをしてもらったりしています。

実際に、僕自身も自分のコンサルティング事業について、同じことを日々考え続けています。理屈は中小企業診断士の受験勉強で理解しているつもりでしたが、身に染みてわかるようになったのは独立してからだと思います。