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住宅購入のお話(エリアの巻)

こんにちは、Mです。
住宅購入のお話、今回は住みたいエリアについて。

 

住宅を選ぶ際のポイントは、①エリア ②立地 ③物件 と大きく3つあります。

①エリアは、どの都道府県、鉄道路線、最寄り駅か、といった大枠の地域のことです。

②立地は、最寄り駅や繁華街から住む家までの距離・経路や、家の建っている場所の状態(接道、地形、地盤など)のこと。

③物件は、マンション等の建物全体とその中で自分が住む部屋のことです。建物は築年数や部屋数や共用設備、部屋は部屋自体の階や方向、広さや間取りやなどが関係します。

この中の「①エリア」を検討する方法・流れを今回はお話しします。


まずはじめは、自分の理想として、どんな所でどんな風に生活したいかをイメージします。

「どの国がいいか」くらいの大きなスケールから考えて構いません。

都会か田舎か、海・山・川が欲しいか、働き方はどうするか、などなど理想はどうしたいかをゼロベースで考えます。

「そんなの考えても実際住めるわけないじゃん」と、思うかもしれませんが、制約などを一旦取り払って「理想のイメージ」を形にしておくことで、この後の検討で方向性を見極める際の参考になります。


次に、具体的な地域の候補を挙げていきます

もしお気に入りの街や駅があれば、そこにアクセスしやすいエリアがいいですよね。

よくある検討材料としては、
・職場からの通勤距離/時間
・実家・親族宅からの距離/時間
・大規模商業地域やターミナル駅からの距離/時間
・最寄り駅周辺の賑わいや治安
・今後の人口動態 ※将来も人口がなるべく維持される地域が望ましい。
などが一般的です。

これらの条件をふまえて、候補の地域、鉄道路線、駅をピックアップしましょう。


候補のエリアが決まったら、実際に現地の駅周辺を下見に行きます。

エリアの情報は、不動産情報誌やインターネットでももちろん収集できますが、「街の雰囲気」や「感覚が合うかどうか」は、自分の目や耳でないと掴みきれないものです。

「これまで知らなかったけれど意外に好印象の街」もありますし、逆に「名前は有名だけど全然パッとしなかった街」なんて場合もあります。

 

また、不動産広告を見て物件を検討する際にも、一度でも見たことがある街かそうでないかで、検討の進み具合が全く違ってきます。

一見すごく良さそうな物件でも、エリア・駅によってはサッと除外できるため、検討のスピードアップに役立ちます。

 

見に行く駅の範囲は、候補とする路線の「登りの始発駅(最も都心に近い栄えている駅という想定)」から、「希望範囲の限界の下り(つまり郊外方面の)駅から、さらに一駅か二駅先の駅」までで設定します。

※たとえば、希望が「中央線西側で東京23区内の駅」なら、JR新宿駅からスタートして、西端の西荻窪駅からさらに先、吉祥寺駅三鷹駅まで見るのがいいでしょう。

希望範囲外の駅まで見るのは、対象外と思っていても実際に見るとアリと感じることや、逆に「やはりナシだった」と確信を持てるようにするためです。
念のために範囲を広げて情報を掴んでおくと、この後の検討で迷うことが減らせます。

 

下見のやり方はシンプルかつ地道に、候補エリアの鉄道路線で一駅ずつ降りて、駅周辺の様子をぶらっと見てまわる感じです。

駅ビル、商店街、ショッピングモール、スーパーマーケット、飲食店、居酒屋、公園、公共施設、幹線道路や河川、地形など、どのような施設がどのくらい、どんな配置であるか等をチェックします。

あくまで雰囲気を感じることが目的ですので、、厳密に「何がどこにいくつある」といったことまで把握する必要はなく、一駅につき10分程度見られればOKでしょう。

 

なお、写真はたくさん撮ることをおすすめします。

駅前で前後左右を向いて撮影、商店街で歩きながら撮影、スーパーなど特徴的な施設があればそれも撮影、と、少しでも目に留まったものは撮りまくってください。

街の不動産屋さんに貼ってある物件のチラシも、撮っておくと後で参考になりますね。

それらの写真を後から見返して街の雰囲気を思い出すため、また、一緒に行けなかった家族と後で情報共有するためにも役立つ記録となるでしょう。

 

加えて、それぞれの駅周辺の印象を言葉でメモしておくと、よりイメージがはっきりとわかります。
※例:【荏原中延駅】…駅ビルに東急ストア。駅から多方向に商店が広がり賑わっている。アーケード商店街が中延駅まで繋がりミニスーパー、雑貨店、飲食店、総菜屋。少し離れたところにスーパー「文化堂」がある。

 

ちなみに私は、駅の間の移動を自転車で行いました。

電車+徒歩に比べて、駅周辺で散策できる範囲が広くなりますし、駅の間の移動中も街の様子を見ることができてより豊富な情報が得られました。

電車のように乗り降りの時刻を気にする必要もありませんし、なにより電車賃がかからないのはメリットです。

※自転車をお持ちでない人も、レンタサイクルなど利用してぜひやってみてください!

 

なお、時間の都合などで見ることができなかった駅は、「Googleストリービュー」で見ることで補完するのもアリでしょう。

 

現地の下見の後は、エリアごとの情報を「一覧表」にまとめます。

少々長くなったので「一覧表」のご説明はあらためて。

それではまた。