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白内障の手術体験記 その1


こんにちは、オレンジ色のユニフォームです。

先日白内障の手術を受けてきました。その体験記を共有させていただくことで、なにかしらの参考になればと思います。

 

予兆

昨年の夏ごろ、仕事をしている時にPCを視るのがツラくなってきました。

老眼が進んだのだと勝手に思っていました。

今までストレスなく見えていたのに小さい字が見えにくくなってきたのです。

それまでは、自分の中で頑として文字を大きくすることに抵抗してきていたのですが、

仕事の効率を阻害する恐れがあると思い、やむなくPCのディスプレイ解像度の設定変更を行いました。

 

するとどうでしょう、文字を大きくするととってもよく見えるではありませんか。

なんでもっと早く文字を大きくしなかったのだろうと、くだらない意地を張っていたこと恨めしく思いました。

 

その後、時間とともにPCの見えにくさは進んでいくようでした。

PCのディスプレイ解像度をさらに大きくしたり、PC作業時は、昔作っていた老眼用メガネをかけたりして、どうにかしのいでいました。

 

秋がすぎたころには、スマフォや本の字も見えにくくなってきました。

これはマジでヤバイんじゃないか、

と内心ヒヤヒヤしてきました。

 

もしかしたら白内障かも

とあるとき、北陸の診断士の方が主催しているオンラインカフェで、最近視力が低下して難儀しているんですよね~、とユルい感じで話すと、

 

「その症状であれば、もしかしたら白内障じゃないか」

「ボクも数年前に両目を手術している」

「でも、日本人の7,8割の人がかかる病気だから特別なことではない」

「手術は簡単で多くの人が受けていて安全なものだ」

「一度眼医者に診てもらったほうがいい」

 

と的確なアドバイスと勇気がでるエールをいただきました。

 

ちなみに、ドロンチョ様に「最近、老眼ですべてのものがよく見えなくなってきたんだ」とこぼすと、

「私なんか40代から老眼だよ」「ケッ」と一蹴されてしまいました。

#あぁ普段の行いのせいでしょうか

#まさにワタサバ女の主人公のようでした

 

歩いていける町医者

次女の結婚披露宴の時にコロナにかかったら殺すゾ、とドロンチョ様より脅かされていたこともあり、12月初めに近所のクリニックにワクチン接種に行きました。

 

と、その帰り道、歩道わきに

「日帰り白内障の手術」

の看板をみつけました。

#「人は自分が見たいものに意識を向けている」というカラーバス効果だったのかもしれません

 

おおっ、今度ここに来てみよう。近くて歩いてこられるし。と思いました。

町医者だったので規模的に気になったので、HPで病院の概要をチェックしました。

院長はキッチリしていそうな方だったので、まずは自分の中の予選はクリアしました。

 

次女の結婚披露宴の翌日(月曜日)に行ってみることにしました。

あらかじめ、新婦の父親になることによるメンタルダメージを癒すために仕事は休みをもらっていました。

 

電話をして予約をしようとしたら、

「予約はすでにいっぱいでとれません」

「でも隙間をみて診ますよ」

「11時までに来てください」

 

忙しいらしく、一方的に言い放たれました。

では、11時にお伺いします。

と言って電話を切りました。

 

老人がいっぱい

そして当日、11時前に町医者に向かい、自動ドアを抜けて中に入っていくと、そこは患者さんがあふれかえっていました。

待合室の椅子に座れない人が立って待っているような状況でした。

しかも、ボクよりもはるかにお年を召された方々ばかりです。

その時ふと、アランドロンの出世作太陽がいっぱい」と思いだしました

#老人がいっぱい
#フルぅぅぅぅうう

 

検査と診察とさらなる検査

院長先生の診察の前に検査を受けました。

視力、眼圧、といった基本的なものです

#眼圧は眼球に直接フっとされるやつです

 

遠くを視る視力と近くを視る視力の2つを測りました

この後、この数値がずーーットついてまわることになりました

 

自己診断的にはかなり視力が劣化している感じがしました

 

待合室の人が少なくなってきて、ようやく院長先生の診察の順番となりました

院長先生はマイクで患者の名前を呼びつけます

そのなんとも機械的なこと

#NHKのAIで読むニュースかーーーーい

 

院長先生の診察室はテントのような布をめくって入ります

入るとそこは照明がなく暗い空間でした

 

院長先生「(カルテをみるなり)これはかなり視力が悪いですね」

オレユニ「そうなんです。最近急に物が見えにくくなってきました」

院長先生「どれどれ、みせてもらいましょうか」「ここにアゴをのせて、そうそう、はい、そこにおでこをつけて、そう」「.....」「うわっ、これはヒドイな」「両目とも立派な白内障ですよ」「特に左目がヒドイね」「これじゃさすがに見えないでしょう」「なんでここまでほっておいたのかなぁ」「もっと早く来てほしかったなぁ」「ああぁ、裏が濁っているわ」「これは手術が難しいんだよね」「でもまぁすぐにやりましょう」

オレユニ「...」「あ、ありがとうございます」「ではすぐに手術をお願いします」「早くよく見えるようになりたいです」

院長先生「とは言っても、あなたの身体が手術に耐えられるかの検査を受けてもらいます」

オレユニ「そ、そんな検査があるですね、わ、わかりました」「お、お願いします」

 

検査というのは併設している内科で行うとのこと

しかし、内科はすでに当日午前の診察は終わっていて、午後の診察はないと言われました。

なんとか本日中にお願いしたい旨お代官様にすがる町商人のようにチーフナース様に嘆願したところ、内科の先生に特別に了解してもらい検査していただけることになりました。

 

眼医者に来たと思っていたのに、なんと心電図、採血、採尿をとられました。

前の日に、披露宴で昼間からグビグビ飲んでしまい、かつ、朝食もしっかりと食べてきていたことが検査結果に影響がないか気になりましたが今となったらもう仕方なしです。

 

検査結果を一週間後に聞きに来てくれ、ということで当日は目薬を処方されて解放されました。

気づけば待合室の最後の一人となっておりました。

 

(その2の手術編に続く)