Moreブログ 

ノウハウ・知識、笑い・癒しの提供により社会貢献をめざします

やめたいクセに「創造的絶望」を

f:id:moreblog:20180924131937j:plain

杏です。

 

何かツライことがあるとつい、

他のことをして先延ばしにしたり、気を紛らわしたり

してしまうようなクセはありますか?

 

「嫌なことがある→代替行動*をとる→

ますます窮地に追い込まれる、憂鬱になる」といった

パターンの繰り返し。

 *代替行動とは「本当にやりたいからやること」ではなく、

「何となくやってしまうこと」

 

今回はこんなパターンからどうにか抜け出せたら

と思う方向けに、今年はじめに学んでいた認知行動療法

踏まえて書いてみたいと思います。

 

「性格のせい」はひとまず封印

クセは一般的に「性格や気質がこうだから仕方ない」と

思ってしまいがち。やめようと思ってもとても難しかったり

します。

 

ですが、一旦「性格のせい」という思い込みを捨て、

「Aという環境・刺激があるとBという行動をとる」

という「刺激に対する行動」の問題と認識してみます。

 

そうすると、「A→B」から「A→C」へなど、

BにつなげていたものをCという他の行動につなげられるように

変えていけば良いことが見えてきます。

 

やめたい行動ループから抜け出すために

このように行動のつなぎを変えていくという視点から、

やめたい行動ループから抜け出すためのステップを

まとめてみます。

 

1 自分の今の行動・感情を明確にする

まず、

  • 嫌だ、つらいと感じることは何か(例えば試験
    とか、人に嫌われることとか)

そして、

  • そうしたことを回避するためにやってしまう
    代替行動は何なのか
    (例えば掃除、他人の顔色を伺って自分の意に沿わない
    ことをしてしまうとか)

をできれば書いて明確にします。

 

2 代替行動の問題解決効果を確認する

1の整理を踏まえて、

自分がやっている代替的な行動が

嫌なことやつらいことの根本的な解決・改善に

つながっていたかを確認します。

 

3 心底絶望する

2を行ない、代替的に行なっていたことが

問題解決そのものに全くつながっていなかったことが

確認できたら、ループを変えていくチャンスです。

 

全く役に立たないことを繰り返して来た自分に

しっかり向き合い、

「自分がやっていたことって、ほんとに

まったく役に立っていないんだなあ。。。」と

心底絶望することがとても大切です。

(心理学的には「創造的絶望」の状態)

 

この創造的絶望は、「変わる決意」をするフェイズに

なります。絶望はさらっと流さず、

心の底から存分に。

 

4 変わる覚悟を持ち、軌道修正をする

絶望し切ったら、立ち上がるための準備が始まります。

 

完全に役立たない行動パターンから

自分の抱える問題の解決に役立つ行動パターンへと

自分の行動を変えていく覚悟をし、

具体的に役立つ行動を設定します。

 

5 選択的に行動し、ループを修正する

具体的な行動を設定できたら、

嫌なことに直面した時、

自分にとって役立つ行動を意識的に選択するように

ループを修正していきます。

 

行動は小さなものからでも良いですし、

できない時があっても良い。

 

A→Bに行きそうになった時、

「本当に自分の役に立ってる?本当にやりたいこと?」

と立ち止まって問いかけられることがまず大切です。

 

自分の行動に意識的になること、

その上で望む通りの行動ができる回数を重ねていくことが、

行動パターンを良い形へと変えていき、良いループへと

つながっていきます。 

 

***

 

言うは易く行うは難しですよね。。。^^;

それでも、ご参考になったら嬉しいです☆

 

追記

見るとハッピーになるユーモア溢れるこのTEDもぜひ。

特に「先延ばし癖」のある方たちにオススメです!

ちなみに、私もまだまだ先延ばし魔です。

www.ted.com