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ノウハウ・知識、笑い・癒しの提供により社会貢献をめざします

コンサルティングとマッサージ

百貨店出身の中小企業診断士 madmaxです。

 

孤独のグルメ」シリーズかと思いきや、表題の件なので戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんが、お付き合い下さい。

 

最近、コロナの影響でデスクワークやZOOM面談が多く、そのうえ、移動も2年間は車で行っているため、腰の具合が悪く、マッサージのお世話になることも多くなりました。

 

マッサージを受けながら、ネタを考えていたのですが、コンサルティングとマッサージの間に共通項があることに気づいたので、今回、皆様にお伝えしようと思った次第です。

 

私がいつもお世話になるマッサージ店は「ベアハグ」さんです。

www.bearhug.co.jp

 

基本は整体コースを選びますが、コリがひどい時には鍼と組み合わせます。

鍼の先生も私のツボをわかってくれており、満足度は非常に高いですが、平日だけの勤務なので、緊急性が高い時にはもう1人の男性の方を指名して対応します。

お二人ともまさしく私のツボを理解してくれているのでマッサージを受けると施術時間中に「あー、そこそこ!!」というタイミングが多数やってきます。

私も素人ながら、いろいろな人から「神の手」と言われるほどマッサージは得意なので分かりますが、「あー、そこそこ!!」になるにはコツがいることを知っています。

具体的には、施術者と受ける側の呼吸合わせが重要なのです。

痛い足つぼマッサージのイラスト

 

施術側が一生懸命ツボを押しても、押す際に受ける側が息を吸っているとツボに到達しにくくなったり、患部に近いところだと押す前にその部位に力を入れてしまって指がツボに到達しないということがあります。

いいマッサージを受けるには、施術側が骨格と筋肉の場所と関係性を知識ベースでしっかり理解して、手触りで「患部はここだな」と分かるようになるような経験の積み重ねがあることは前提条件になるのですが、受ける側にもコツが必要なのです。

受ける側のコツとしては、施術者に対して抵抗しないことがもっとも重要です。

施術者が指を患部に到達させる際には、受ける側は呼吸を吐く必要があります。また、痛みを予測してしまって過度な緊張を患部付近の筋肉に与えることは避けるべきです。

痛い可能性はありますが、あえて、すべてを受け入れる体制にすることで、最大の効果を得ることができるというわけです。

コンサルティングと何の関係があるんじゃ?」というご懸念はごもっともです。

でも、実は共通項が多々あるのです。

マッサージでは、まず、お客様に痛いところやその原因となった可能性のある事象をヒアリングします。そのうえで、お客様の体の全身を触りながら、滞っていそうな場所、堅くなっている場所を探ります。

コンサルティングでも、同じように社長のお困りごとをヒアリングしつつ、その原因となる事象を丁寧にヒアリングしていきます。

マッサージ施術者もコンサルタントも経験と勘でクライアントの問題解決につながるツボを特定します。

ツボを特定できたら、実際の施術に入ります。いきなり患部を押すと、めちゃくちゃ痛いので、周辺の筋肉をほぐしながら徐々に幹部へ接近します。患部と周辺の筋肉は連動しているのです。

コンサルティングでも同様です。いきなり患部を突いてしまうと痛いところを突かれているので、社長や現場はひるんでしまいます。そんなことできないよっていう反応になります。ですので、周辺の部分からほぐしていきます。

周りからほぐしつつ、患部を責めるときには「ちょっと痛いかもしれませんが、効果を最大化するために、私が患部を指で押すときには力を抜いて呼吸は吐くということで呼吸を合わせてくださいね~」とあらかじめクライアントに宣言します。そして、なぜ、そこを責めるのかを理論的に説明します。

コンサルティングでも、なぜ、その改善策を打つのか、打つとどれぐらい痛いのかを説明しつつ、それでも患部の状況を改善するためには、社長と現場に呼吸を合わせてもらうことが必要なことをお伝えし依頼します。

そうやって、術者と患者が呼吸を合わせれば、良い結果を得ることができるわけです。これはマッサージもコンサルティングも一緒だということを皆様にお伝えしたいと「ベアハグ」でウトウトしながら考えたので、今回記事としてお伝えしました。

ご参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

言葉の持つチカラを考える(その1)

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こんにちは、オレンジ色のユニフォームです。

 

今回は言葉の持つチカラについて事例を交えて考えていきたいと思います。

 

ながいながい前口上

職場でパソコンを使い始めてからメールでのコミュニケーションはビジネスシーンでも当たり前になってきました。

ケータイでメールが送れるようになると、ビジネスシーン以外の場にもその傾向はひろがっていきました。

年代的の広がりも縦に長くなり、結果、老若男女にだれもが文字でコミュニケーションすることが息を吸うように普通になってきました。

 

#コロナ禍に伴うリモートワークの爆発的な進展でその傾向はさらに進展しています

 

メールでやりとりすることが多くなると、人によって、文字でのコミュニケーション力の巧拙の差が目につくようになりました。

 

よろしくない言葉の使い方を目にすると、

 

「問われたことに答えていないよ」

「一文が長すぎて何言っているのか途中で分からなくなる」

「この表現だと読み手に誤解されるゾ」

「もっと、こう書けばいいのになぁ」

 

という思いがフツフツと湧いてきたこともあり、文字でのコミュニケーションについてのノウハウを独自の構成でまとめました。それをもとに、時々、プチセミナーをやってきました。

 

しかし、それでもコミュニケーションをしているうちに、なんだかしっくりこないものがあることに気づきました。

時々、なにかが足りないと感じることがあったのです。

文字のコミュニケーションのノウハウよりもっとその前に大事なものが抜け落ちているようなのです。

 

そこで、なんだかしっくりこないなぁ、と思ったものをメモに書きあげてみました。

書き上げたものをながめていると、その人の基軸となる考え方やスタンスが、そもそも求められているものと違っていることに気づきました。

 

しかし、本人にしたらそのような気持ちは毛頭ないのに、これまでの口癖でついつい使ってしまっているのであれば、なんとももったいないことだと思いました。

 

そこで今回は、なんだかしっくりこないなぁ、と思った事例とそのカイゼン例を紹介することにします。

 

 

「で」と「が」の違い

 

■シーンその1:喫茶店で上司と部下の会話

上司「さぁ、今日はオレのおごりだ。好きなものを頼んでいいよ」

部下A「いいんですか、やったー」

部下B「メニュー、メニュー」

部下C「...」

 

上司「注文するものは決まったかなぁ」

部下A「私はアイスコーヒー」

部下B「ボクはカフェラテ」

部下C「オレは、、、コーヒーでいいや」

 

■解説

部下Cの「オレは、、、コーヒーでいいや」はいただけません。

 

このようなこと言われた上司は、「もっと頼みたいものがあるのか」と訝しがるかもしれません。

たとえ、安っぽい喫茶店であったとしても、相手に感謝する気持ちをもって接したほうが損をすることは少ないでしょう。

 

もっと言うと、上司に誤解を与えてしまう恐れがあるのです。

 

「こいつは接する相手に対して思いやる気持ちが少ないのかな」

「このようなヤツに、リーダーをまかせるとやっかいなことになりそうだな」

 

そんな気持ちはさらさらないのならば、言葉の使い方ひとつで誤解されるのは避けるべきです。

 

カイゼン

上司「さぁ、今日はオレのおごりだ。好きなものを頼んでいいよ」

部下A「いいんですか、やったー」「

部下B「メニュー、メニュー」

部下C「...」

 

上司「注文するものは決まったかなぁ」

部下A「私はアイスコーヒー」

部下B「ボクはカフェラテ」

部下C「私はコーヒーいいです」

 

まさに、「で」と「が」の一文字の違いです。

一文字の違いで印象がグっと違ってきます。

 

さらにブラッシュアップすると次のようになります。

 

部下C「私はこのお店のホットコーヒーを飲んでみたいです」

 

「私はコーヒーいいです」だけだと「コーヒーでいいの?」という上司からの気遣い質問がくることがあります。ブラッシュアップ例だとコーヒーが飲みたい理由がはっきりと伝わりため、上司も安心することでしょう。

 

 

「だと思います」と「です」の違い

 

■シーンその2:上司から部下への作業依頼

上司「この契約締結の稟議の確認をお願いします。特に数値はよくチェックしてください」

部下D「はい、わかりました」

 

(すこしたって)

 

部下D「確認終りました。大丈夫だと思います

 

■解説

部下D「確認終りました。大丈夫だと思います」は問題があります。

 

このようなこと言われた上司は、「なぜ、大丈夫です、と言い切らない」のだと訝しがるかもしれません。

 

加えて、上司に次のような誤解を与えてしまう恐れがあります。

 

「こいつは言い切らないことで、後でミスが発覚しても自分の責任を回避するつもりなのかな」

「このような責任感が希少なヤツに、リーダーをまかせるとやっかいなことになりそうだな」

 

そんな気持ちはさらさらないのならば、言葉の使い方ひとつで誤解されるのは避けるべきです。

 

カイゼン

上司「この契約締結の稟議の確認をお願いします。特に数値はよーくチェックしてね」

部下D「はい、わかりました」

 

(すこしたって)

 

部下D「確認終りました。大丈夫です

 

「だと思います」と「です」の違いです。

これだけで印象がグっと違ってきます。

 

さらにブラッシュアップすると次のようになります。

 

部下D「確認終りました。丈夫です「具体的なチェック内容は、3つあります。1つめは、前回の契約締結稟議の内容と差分チェックツールで差分をとり、違っていないといけない箇所と、同じで良い箇所の確認をとりました。いずれも問題ありませんでした。2つめは、数値については、xxx会で報告した報告資料とつけあわせを行いました。こちらも問題ありませんでした。3つめは、~(以下略)」

 

「本当に大丈夫なの?なにをどう確認してOKとしたの?」という上司からの質問をシャットアウトできます。さらに「こいつできるな」と思わせられます。

 

■おまけ

おまけで、この事例の悪い例のもっと悪い例を紹介しておきます。

 

上司「この契約締結の稟議の確認をお願いします。特に数値はよくチェックしてください」

部下D「はい、わかりました」

 

(すこしたって)

 

部下D「確認終りました。大丈夫だと思います。知らんけど

 

#こんなやつはオランよ。知らんけどww

 

 

長くなりそうなので続きはまた今度

 

(その2につづく)

 

お手本のようなセールストーク

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こんにちは、Mです。
私はヒゲを剃るのにT字カミソリを使ってたのですが、最近電動シェーバーを初めて買い、愛用するようになりました。

 

以前から電動シェーバーにはうっすら興味ありつつも、種類が多くてどれが自分に合っているのかわからず、考えるのも面倒なので買わずじまいということを何年も続けてきました。

それが先日、家電量販店での販売員さんのみごとなセールストークに促されて、これまで迷ってたのが嘘のようにサッと購入してしまいました。

 

新宿駅前の某●ドバシカメラにて。

他の買い物のついでで、たまたまシェーバー売場で商品を眺めていたら、恰幅のいい白髪で初老の販売員さんがスーッと近づいてきました。

 

販「なにかお探しですか?」

M「あのー、よくわかっていないのですけど、電動シェーバーとT字カミソリって何がどう違うんですか・・」

販「電動シェーバーは肌の弱い人むけですね。それと剃るのが楽で時間がかかりません。」

M「なるほど」

販「ちょっとお顔拝見してもいいでしょうか?」

 

(私、マスクを外す)

販「あなたはヒゲは濃くないし、お肌が敏感なようなので、(電動が)合っていますね。」

M「そうですか。でもいっぱいありすぎて何を選べばいいのやら・・」

販「特に肌にやさしいのは海外製品ですよ。西洋の方は日本人よりも肌が弱いので。」

M「へえー。」

販「具体的にはフィリッ●スや●ラウンですね。それとパ●ソニックもいいです。」

M「ほおー。(その中ではどれがいいのだろう…)」

販「ここ見てください(と言いながら、シェーバーの剃る部分をグリグリ動かす)。」
 「ヘッドが横に動くでしょう、これは頬を剃るときにやりやすいんですよ。」
 「あなたは頬のヒゲは少なく、逆にアゴのが多いから、ヘッドが縦に動く●ラウン製品が向いていますね。」

M「なるほど!」

 

もうこの時点で8割がた買う気になっています。さらにもう一押しで。

M「●ラウンのだけでもいっぱいあるんですね。値段も3千円~数万円とか幅が広い…。」

販「ある程度のお値段する方が、防水でお掃除もしやすいので便利です。」
 「かといって最上位機種などはこだわりある人でなければ必要ないですね。」
 「(真ん中あたりの1万円の機種を指して)この辺りのが、一通り機能が揃っているのでいいですよ。」
 「しかもちょうど新しいシリーズが出たので、これ(=旧シリーズ)はほどんど性能変わらないですが9千円ほどお得になっています。」

M「なるほど!!」

販「あとは青とグレー、お好きな色の方をどうぞ。」

M「グレーにします!!!」

販「お買い上げありがとうございます。」

と、ここまでのやりとりがわずか5分足らず。

 

するすると流れるようなセールストークにより、これまでの疑問や不明点などが次々と解明されていき、晴れ晴れとした気分で気持ちよく購入できました。

 

ちなみに、
「これってスネ毛を剃ったりもできるんですか??」
という私のちょっと変な質問にも、
「メーカー公式には出てませんが…、このアタッチメントをつけるとできちゃいます。ウチの奥さんが私のを勝手に使ってやってますよ(笑)」と、
明解な回答をしてくれるプロっぷりでした。

 

以上、まさにお手本のような見事なセールストークだったのですが、整理してみると、

①お客さんの特徴や要望、疑問などを引き出す。
②選択肢を広く提示つつも、理由も説明しながら、適した商品に導く。
③イレギュラーな質問も受け止めて答えを返す。

といったツボを押さえているが、ナイスなポイントなのだと思われます。

 

家電に限らず、お店の接客で「なんかイマイチだな」と感じるときは①②③のどれかが欠けているような気がします。

こういう接客をしてくれる人からは、また次回も買いたいと思いますね。(次のシェーバーが要るのは当分先のことですが。)

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補助金活用支援で使えるファシリテーション術(その1)

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こんにちは、kok(こく)さんです!

前回の僕の投稿「事業再構築補助金申請のための事業計画作成支援で僕がやりがいを感じていること」の中で、補助金申請のための事業計画を作成する際、中小企業の社長および数名の社員の方々と打ち合わせを行うのに、ファシリテーション能力が必要になるというお話を書かせていただきました。今回は、そういった打ち合わせの中で僕が実践しているファシリテーション術について、いくつか紹介したいと思います。

(1)会議のチェックイン
前回の投稿で書いたように、事業計画を立案した後、その事業を実際に実行するのは社員のみなさんです。なので、社員のみなさんにとって納得感の高い事業計画を作成しなければなりません。そのために、社員のみなさんには会議で多く発言して意識を合わせていただく必要があります。しかし、多くの会議では、ほとんどの時間、社長だけが話していて、他の社員は参加しているのにほとんど発言しないというケースがよくあります。

そこで、僕は会議の冒頭、本題である事業計画の話に入る前に、会議のチェックインを行うようにしています。会議のチェックインは、ランニングをする前の準備運動のようなものです。参加者1人ひとりに少しずつ言葉を発してもらうことで、話しやすい雰囲気を作って、参加者の気持ちを会議に集中させます。

会議のチェックインについては、以前に何度かこのブログで書いていますので、気になった人は以下リンクを参照してみてください。
「会議のチェックイン」
「会議のチェックイン応用編、こんな使い方も

「Web会議でもまずチェックインを!!」

 

(2)Yes,And
たとえば、会議に参加している社員が新事業のアイデアを思いついて発言したとします。それに対して、社長やコンサルタントが「それは誰が作るのですか?」「開発費はどうするのですか?」「それ売れますか?」とネガティブな意見を言ったとしたら、その社員はどんな気持ちになるでしょうか?その後の会議は盛り上がるでしょうか?盛り上がるわけないですよね。

こういう場合は、コミュニケーションを活性化させる会話の手法である「Yes,And」が有効です。Yes,Andでは、相手の意見に対して、まず「そうですね」と肯定した後、「それに加えて」「さらに」といった前向きな接続詞の後に、自分の意見を載せて返す話法です。たとえば、「おお!それはいいですね!(Yes)、それに加えて言うと、**してみてはどうでしょうか?(And)」という感じですね。

Yes,Andを実践することで、話がどんどん広がっていきます。日頃からツッコミ型のスタイルが身についてしまっている人は、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、ぜひマスターして使ってみることをおすすめします。

補助金活用支援で使えるファシリテーション術、いかがでしょうか?まだお伝えしたいことがあるのですが、ここまでで少し長くなってしまったので、残りは次回の投稿でということにしたいと思います。

部屋をきれいにする習慣

みなさん、こんにちは。

オジサンと若者のコミュニケーションを見つめるモ~です。

 

在宅勤務が一般的になり、ZoomやGoogleMeet、Teamsなど、様々なWeb会議ツールを使うことが当たり前になりました。

 

そんな中、皆さんはWeb会議ツールを使う際の背景はどうされていますか?

プライベートな空間を見せたくないという観点から、Web会議ツールに搭載されている背景を使用している方も多くいるかと思います。

 

私は普段インテリア関連の会社に勤めており、業界の特性なのでしょうか、Web会議の際に背景を使用している人は割と少ないように感じます。

どちらかといえば、自分の家をみんなに見せたいとか、使っている家具や雑貨などの話でその場が盛り上がったりすることが多く、また、その人のライフスタイルが垣間見えることで、その人となりがわかったりして、それはそれで楽しく感じます。

 

とはいえ、自分もWeb会議の際には背景をなんとなく見せなきゃいけないかなぁと思うと、少し部屋を整えたりして、いつの間に、Web会議の前には少し自分の家の中をきれいにするという習慣が出来ました。

 

よく、「部屋をきれいに保つには、お客さんを定期的に招くと良い」と言われていますが、お客様を招くことが難しい昨今、「部屋をきれいに保つには、Web会議の背景は素のままの部屋を見せると良い」というように言い換えてもいいかもしれません。

 

別に部屋がとびきりオシャレじゃなくてもよいのです。

程よく整っていて清潔感がある部屋は、なんとなく人の気持ちを良くしてくれるような気がします。また、身の回りを整理すると、自然とパソコンの中身や自分の仕事も整理したくなったりして、一層仕事の効率も上がるような気がします。

 

というわけで、せっかく新年始まったばかりですし、今年はWeb会議の前に部屋をきれいにする習慣をつけて、気分良く仕事に臨む環境を創ってみるのはいかがでしょうか。

 

なんとなく、Web会議に参加しながらそんなことを考えていました。

会議に集中しなきゃですね・・・。

それでは、また。

孤独のグルメの楽しみ方③

本年もよろしくお願いいたします。

百貨店出身の中小企業診断士madmaxです。

前回として、ドラマを見るときの切り口(詳細版)をお伝えしました。

今回は、大みそかに放映された年末特番についてご紹介(ストーリーについてはネタバレを避けるためにほぼ言及しません)したいと思います。

すでに、下記のページにストーリーのあらすじが掲載されていますので、興味のある方はご覧ください。

www.tv-tokyo.co.jp

さて、今回の年末特番は2つの新たな趣向で放映されました。

1つは、上記にあるように「激走!絶景絶品・年忘れロードムービー」とサブタイトルがついています。

ロードムービーとは「主人公が車・列車などで移動するとともに話が展開していく映画」[広辞苑 第七版]のことです。

今回は、ひょんなことから五郎さんが京都府から東京まで車(身長190cmの五郎さんがなぜこの車に?という感じですがw)で移動しつつ途中途中で様々な人と料理に出会う物語です。

実は、僕は下記の「孤独のグルメの楽しみ方①」で年末特番の撮影場所を予測していましたが、全然当たっていませんでしたw

シーズン9の最終話(第12話)のエンディングで「明日は浅草か~」と五郎さんがつぶやいたので「浅草」を舞台にした物語になるのかなぁ?と予測したのですが、スタートの場所もゴールの東京エリアもまったくかすりもしませんでしたw。

負け惜しみではありませんが、最終話まではおそらく浅草を想定していたのでしょうが、最終話の後に年末特番を企画する中、もしくは、実際の段取りを組む中でロードムービー案が採択されたのではないかと思います。

moreblog.hatenablog.com

これはこれで、日本のあちこちの素晴らしい場所や料理を知ることができて、うれしい誤算でした。

 

2つめの趣向は「大みそかの生放送がない」というものでした。

例年は、特番の最後の5~10分ぐらいは生放送に切り替わり、五郎さんの食事シーンを見ながら、除夜の鐘を聞く形だったのですが、今年はその生放送シーンがありませんでした。

おそらく、2020年の年末特番にて、生放送シーンを企画したため、撮影人は様々な可能性を踏まえた6つのオプションシナリオを設定せねばならなかったことが原因かと思います。

6つのオプションシナリオというのは、例えば①主役の五郎さんである松重さんがコロナに罹患してしまう、②花火を打ち上げるシーンで重要な役割を果たす花火師役の高橋克実さんがコロナに罹患してしまうなど、コロナによって想定される様々な場合によって作成されたシナリオです。

この6つのシナリオはすべて撮影され、本シナリオで生放送ができない場合に、どのパターンになっても放映できるように準備されていました。

これは、撮影陣に対して相当の負担を強いたと想定され、コロナの影響が不透明な2021年版では「生放送は避けるべきという結論」になったのでしょう。(あくまでも私の想像です)

大変寂しく思いましたが、スタッフさんたちのご苦労を考えると、やむを得ないと思いました。

 

さて、最後に、新たな切り口を紹介します。

特に地方出張編や年末特番で「え?この土地の名物は◎◎なのに、△△にいくわけ?」というケースがあります。

例えば、名古屋だと「ウナギのひつまぶし」か「手羽先」あたりが定番ですが、あえて「台湾ラーメン」に行くなどが挙げられます。

今回は、割と土地と名物がまっすぐリンクしていましたが、何度か上記のような「ずらし」がありますので、ご覧になる方は探してみてください。

それでは、今年も孤独のグルメシーズン10が放映されることを祈って、楽しみに過ごしましょう!

 

あ、ちなみに年末特番にいつも出演する原作の「久住さん」もちゃんと出演していますので、探してみてくださいw。

オレユニのこれまでとこれから(その1):営業職編

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こんにちは、オレンジ色のユニフォームです。

 

新しい年が始まりました。

ボクも今年は区切りの年を迎えることになります。

これにより人生の新しいステージが始まる予感がします。

 

そこで、この場を借りて、11年前に前線基地にでてきた頃からを振り返り、今後の新しいステージにつないでいけたらと思います。

 

前線基地で営業職を始める

ボクが前線基地にでてきたのは、49歳の時でした。

それまでの人生では一人暮らしの経験がなく、

常にだれかが近くにいた生活をしていました。

だからなのか、一人暮らしと言うのは、とても心細いものだと思い暮らしていました。

さらに、3.11直後ということもあり、街の照明は落とされ、

うら寂しい感をかきたてられました。

 

仕事も、それまで技術職のリーダーだったのが、営業職へ転換となりました。

田舎のおいちゃんだったため、営業職にもかかわらず、土地勘がまったくなく、

地下鉄の乗り換えルートは、なにを選択していいのか皆目見当がつきませんでした。

 

営業の場面でも新人でもやらない次のような失敗をやらかしてしまいました。

・新任のごあいさつに伺ったのに肝心の名刺を切らしていた

・訪問先の地図を間違えて印刷して時間通りにたどり着けなかった

・お客さまの名前をまちがえて読んでしまった

・待ち合わせ時間を1時間間違えて訪問できなかった

・持参した資料が1ページ飛びになって印刷されていて説明者を困惑させてしまった

 

それまでの立場は、支援してくれた人が大勢いたため、

自分で手を動かさなくても勝手に準備が整っていた環境であったのです。

あたらしい職場では、一人でなんでもできなければならない環境だと痛感しました。

 

必要な知識とスキルは足りていませんでした。

また、営業巧者の人と比べて、引き出しがとてつもなく少ないことを思い知らされました。これは致命的な弱点だと自覚しておりました。

 

当時のボクがもっていたのは、どうでもいいようなプライドと甘えだけでした。

 

営業職のための生活への切り替え

そこから、生活を切りかえました。

まずは営業のための知識を増やそうと、営業に関連する本を片っ端から読み始めました。20冊くらい読んだあと、結局書いてあることは多少の違いはあるけれど、基本は同じなんだと理解しました。

それと、営業職を長年やられている人からも積極的に教えてを乞いました。「麻雀とゴルフとタバコをやらないといけない」と言われたときは閉口しました。

加えて、業界の勉強を始めました。

それまでIT技術系のことしか興味がなかったため、

自社の業界の知識がとても薄っぺらいものだったのです。

狭い業界なので勉強する範囲は狭く、効率よくインプットすることができました。

 

訪問先のお客さまと会話が広がるように、

司馬遼太郎の本、歴史ものの本を読み始めました。

大河ドラマNHKの朝ドラも録画してみるようにしました。

決定権をもつかたはこの手の本やドラマが好きな方が多いことを教えていただいたのです。

それと、旅で全国各地にでかけるようにしました。

それまでは、旅行自体にいくのはお金と時間がもったいないと敬遠していました。

 

また、誘われた飲み会などのイベントは基本断らずに参加しました。

結果、週5日飲み会が続く週もありました。

体力は辛いのですが、人と人のつながりは数珠つなぎのように広がっていきました。

 

読書は、司馬遼太郎の本と歴史ものの本を読み終えると、

新旧の作品を乱読し始めました。

昔なら手を出さないような作者やジャンルものを読み始めました。

ドラマは、流行りの作品は初回はできるかぎりチェックするようにして、

話題についていけるように心がけました。

これまで見逃していた過去の名作ドラマも配信サービスを使って見始めました。

薄っぺらいドラマに比べて、名作と言われている旧作ドラマは味わい深いものが多くありました。

また、知識に偏りがないように、違うジャンルの雑誌の定期購読も始めました。

現在は日経Trendyや日経ビジネスを定期購読しています。

 

こんな生活を数年続けていると、自然と必要な知識が増えてきました。

自覚はあまりないんですが、引き出しも増えてきた感じがします。

 

「新橋だったら大露路地に行かなきゃね」とか

「名古屋に行ったら駅地下のタンドールのカレーを堪能してください」とか

「札幌はふるさとという居酒屋がサイコーです」とか

 

そして人と知り合うことがとても多くなりました。

 

一人で暮らしたことで、

一人で居酒屋に当たり前に行くようになり、

一人で旅することも普通になりました。

 

甘ちゃんだった心と身体はすっかり鍛えられた感じがします。

 

自分の行動範囲が広がり、

変なプライドがなくなり、

年に関係なくうまくやっていこう、

と、思えるようになったのです

 

約10年間の営業職の生活の最強の武器はスマフォとSNSでした。

この2つの武器のおかげで大いに助けられました。

よいタイミングでよいものと出会えたものだと思います。

 

思いもよらない展開

このまま営業職で定年を迎えるのかと漠然と思っていました。

 

と、その時に、

予想外の話が飛び込んできたのです。

それがその後の人生の転換期になったのです。

 

(つづく)